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2015.8.27

何だか面白い人生が歩めそう


志賀内泰弘氏の心に響く言葉より…

友人夫婦と4人で食事に行きました。

その時、友人の奥さんが私の妻に聞きました。

「どうして、志賀内さんと結婚されたのですか?」

私を目の前にして妻にそんな質問をする友人の奥さん。

思わず笑ってしまいました。

友人も私に負けず劣らずの変わり者です。

おそらく、「変わり者の夫を持つ妻」同士として、私の妻の心を知りたかったのでしょう。

実は、そんな恥ずかしいこと、妻に聞いたことがなかったので、私自身も興味津々でした。

そして妻が少し紅い顔をして答えました。

「母の知り合いでお見合いの仲人を趣味のようにしている人がいるんです。

その方を訪ねたら、目の前にいくつか写真を並べられて、その中からフィーリングで2人の人を選んで相手に会いました。

1人は真面目な感じの人で、堅実なサラリーマンでした。

『きっと、この人と一緒になったら、こんな人生になるんだろうなぁ』と想像がつきました。

もう1人がこの人でした。

同じように固い職業には就いていましたが、話をして『何だか面白い人生が歩めそうだな』と思ったのです。

先の人生が読めないというか…」

私は、隣で聞いていてびっくりしました。

当時の私は金融マンでした。

それもどっぷりと会社に浸かった仕事人間。

たしかに、お見合いの席では趣味の音楽のことなどを話はしましたが、今のように会社を辞めて独立するなんてことは、当時はまったく考えてもいませんでした。

世間では、「どんな人と結婚したいですか」と聞かれると、「優しい人」「思いやりのある人」と答えるのと合わせて、結婚相手の条件を挙げる人がいます。

最低でも年収600万円。

容姿端麗(美人かイケメン)。

何をしても病気になりそうにないほど健康であること。

誰でも望むことは同じです。

私だって、その気持ちはわかります。

私の妻はこう言います。

「でもね、その条件を絶対的なものだと重視し過ぎると、後々、不幸になる可能性がある。

例えば、夫の会社が倒産したり、リストラに遭ったとしましょう。

夫の勤め先が『条件』の一つで結婚したわけです。

その瞬間に相手の価値が下がって見えてしまうかもしれない」

そう言えば、妻は私が独立する時、何も言いませんでした。

私の勤める会社や肩書に何の期待もしていなかったからです。

もちろん、理想はあって当然。

でも、相手に必要以上の「期待をしない」こと。

期待しすぎると、不幸の種を作ることになります。

『他人と比べない生き方』フォー・ユー


マーケティングコンサルタントの藤村正宏氏はこう語る。

「価値を伝えるには、これを買うとこんな『体験』がありますよ、という視点が有効なんです。

商品のスペック(仕様・性能や材質などのこと)をストレートに書いてもダメなんですよ。

よくあるでしょ、例えば『シルク100%ブラウス』とか『2500ccエンジン搭載』とか、『1500万画素の高画質』とかね。

そういう書き方ではなく、この商品を買ったら、

どういう体験が得られるのか?

どういう新しい生活と出会えるのか?

どんなライフスタイルを過ごすことができるのか?

どういう意味をもっているのか?

どんな問題解決をしてくれるのか?」

商品の価値とは、この商品を買ったら、「ワクワクするだろうな」「楽しいだろうな」「面白いだろうな」というシーンを思い浮かべることができること。

これは、結婚相手を選ぶときと同じ。

結婚相手をスペックで選べば、そのスペックが変わってしまったときに期待値は大きく下がる。

例えば、「美貌」「体型」「年収」「会社名」…

「何だか面白い人生が歩めそう」

生きていく上で、「ワクワク」「楽しい」「面白い」というキーワードはとても大事だ。


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