2015.8.11 |
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自分事にする |
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書道家、武田双雲氏の心に響く言葉より…
以前、JALの社員の方々が作品のオファーで僕のアトリエに来ていただいた時にこんな対話ができました。
稲盛和夫会長が、経営破綻したJALをどのように再建したのか聴きました。
すると、答えは、とてもシンプルでした。
「他人のせいにしない」
これだけを徹底的に半年間、語り続けたとのことです。
技術ではなく、ただ、「全社員が自分の問題とする」ことだけにフォーカスしたら、見事に、会社内は変われたとのことです。
そう、「他人のせいにしない」。
このことが、いかに難しく、大切なことか。
親のせい、社会のせい、夫のせい、政治家のせい、それをやめて、自分ができることから、淡々とやっていくことです。
その大切さをJALの方々の体験に教えていただきました。
日本は世界的にも民度の高い国という評価を得ている国です。
東日本大震災の時のような非常時にもマナーを守り、他人を思いやる姿勢が全世界から喝采を浴びました。
最近でも、JR南浦和駅で電車とホームの間に落ちた女性を、乗客が総出で電車を傾けて助けたことを世界中が驚きを持って報道してくれました。
そんな素晴らしい民族なのに、なぜか「他人事(たにんごと)」にしがちがのが日本人の悪い癖です。
自分の能力に自信がないのでしょうか。
どんなことも「自分事(じぶんごと)」としてとらえ、行動していくことができれば、大きく大きく道はひらけるのです。
『ポジティブの教科書―自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則』主婦の友社
矢沢永吉さんのこんな言葉がある。
「言いたいのは、それひとつだよ。
その生き方を人のせいにしちゃダメだ。
オレも、人のせいにしないから。自分で処理する。
だから、君も自分で自信を持って処理してもらいたいと思うし、
決して国が悪いとか、会社が悪いとか、
世間が悪いとか言っちゃダメだぞって言いたい」(ほぼ日刊イトイ新聞)
景気が悪い、天気が悪い、場所が悪い、親が悪い、上司が悪い、会社が悪い、夫(妻)が悪い…
何事も、他人のせいにしているうちは、だたの不平不満やグチや泣き言で終わってしまう。
そして、行動しない。
自分事と受け止めることは、自分として何らかのアクションを起こすこと。
自分事としての人生を生きたい。 |
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