ご注文はこちらから


パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2015.7.30

誰かのためにがんばる


黒川伊保子氏の心に響く言葉より…

2010年10月、チリ落盤事故で地下に閉じ込められた33名が、無事、地上に生還した。

最初の18日間は、救出が来るかどうかも分からない状態で、微量の食料を分かち合ったという。

当然、葛藤(かっとう)もあり、殴り合いの喧嘩(けんか)もあったというが、その過酷な環境を考えれば、本当に奇跡のような生還劇だった。

その成功を、NASAの分析者がこう評した。

「生存者たちは、3つのグループに分かれ、交代で睡眠、休養、作業の時程を規則正しくこなした。

作業中のグループは、他のグループを見守ることが仕事で、これが良かった。

人は、他人の心配をしているときが一番強いからだ」

この意見に、私は「なるほど!」と声に出すほど、強く共感してしまった。

前々から、冬山で奇跡のような生還をする登山者の多くが、仲間をかばって、よりいっそう過酷な状況にいたことに気付いていたからだ。

足を怪我して動けなくなった仲間に、自らの防寒ジャケットを与え、その上に覆(おお)いかぶさり、セーターのまま吹雪の中にいた…なのに、二重の防寒着の中にいる仲間の方が凍死して、風を背で受けてかばっていた方が生還する、なんていう話を聞いたのは、一度や二度じゃない。

そうまでして仲間を失った無念さを思うと胸が痛くなるが、おそらく、この生還者は「仲間を命がけでかばった」おかげで、免疫力が何倍にもなって、生き残る奇跡が起きたのだろう。

人はやはり、自分を被害者に見立てて怯(おび)えているときよりも、誰かをかばうために闘っているときの方が、何倍も強いのだと思う。

そう考えれば、かばう人がいる人はしあわせである。

人生のどんな苦労も、大切な誰かのために乗り越える方が、自分のためにがんばるより脳は何倍も楽なのだから。

常に、相手目線で考えること。

それは、運気上昇に欠かせない、大事な生きるコツなのである。

ことわざの「情けは、人のためならず」には、そんな意味合いも含まれているのかもしれない。

『運がいいと言われる人の脳科学 (新潮文庫)』新潮文庫


「誰かのためにがんばる」とは、誰かに「笑顔になってもらいたい」「喜んでもらいたい」と思ってがんばること。

誰かとは、家族、友達、同僚、自分を支えてくれるスタッフや仲間たち…。

人は、誰かへの「思いやり」を持っているときに一番幸せを感じるという。

思いやりとは、なんの見返りも求めず、相手のことを気遣うこと。

スポーツの試合などでも、「自分のためにがんばる」と考える人より、「両親のため」、「妻や子どものため」、「一緒に頑張った仲間のため」、「入院している友人や子どものため」と思って試合にのぞむ人の方が圧倒的に力を発揮できる。

「情けは、人のためならず」

誰かの笑顔のためにがんばる人には限りない魅力がある。


人の心に灯をともす 一覧へ戻る