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2015.7.23

だれに必要とされているか


萩本欽一さんの心に響く言葉より…

ちょっとだけ自分の仕事のことを振り返ってみると、わりあいうまくいったことも多かったんじゃないかな。

それはなぜだろうって考えたら、一つ答えが見つかりました。

それは、あんまり好きじゃなかったから。

僕、子どもの頃から映画で見ていたチャップリンさんは大好きだったけど、コメディ自体が好きでこの世界に入ったわけじゃないんですよね。

華やかな世界というのも、どちらかというと苦手だった。

じゃあなぜこの世界にやってきたかというと、ただただ貧乏から抜けだしたかっただけ。

借金取りに頭を下げている母親がかわいそうで、家を建ててあげたかっただけ。

「笑い」に心の底から惚れていたわけじゃない。

でも、かえってそれがよかったんだと思います。

浅草の劇場でのお芝居も、テレビの仕事もラジオの仕事も、最初は「不得意だな〜」という地点から始まったの。

でも、真剣にやっていると、「ぜ〜んぜんいやじゃないな」になってくる。

少しずつ、苦手なことができるようになってくるんですよね。

逆に言うと、人って、いやなことをやっていないと進歩がない。

運の神様は、もがき苦しみながら不得意なものに取り組んでいる人にやさしいみたい。

僕の場合も、苦手なことのなかに、運は落ちていました。

だけど、苦手、不得意を克服して、「楽しい」になってくると、落とし穴に落ちるんです。

たとえば「海外ロケ」なんていうとみんなたいてい楽しそうにしているけど、僕は時間が空いても観光はいっさいせず、意識して「楽しまない」ようにしていました。

お金をいただいて仕事で行っているのに、楽しんじゃったら罰(ばち)が当たるって思ってたの。

なんの仕事でも同じじゃないかな。

難関を突破して憧れの会社に入っても、始めは会議のための資料コピーとか、お茶の用意を命じられたりしません?

でも、そこで「こんな雑用をするためにこの会社に入ったんじゃない」なんて思うと、運の到達は遅れます。

無駄なことをするのをいやがらないかどうか。

これでその人の将来がわかっちゃう。

「いやだな」と思う人は、たとえその会社で偉くなっても、「なんでもっと上の地位じゃないんだ」と思うんじゃないかな。

「いやじゃないな」と思う人は、どんなことでもいやがらず積極的に取り組むので、どんどん仕事ができるようになる。

そのときの損、得じゃなくて、自分の目の前にやってきたことを精いっぱいこなしていく人に、運は近づいてくるんです。

『続・ダメなときほど運はたまる (廣済堂新書)』


萩本欽一さんは、昔、世話をしたことのある、映画監督になりたくてフランスに留学した、ある若者から相談を受けた。

フランス語もできないのに、何度門前払いを食っても、あきらめずに一週間通い続けた画廊(パリと銀座に店がある)に雇ってもらい、10年間、留学を続けたという。

映画の学校に通い、もうすぐ監督になれるところまできた、ちょうどその時、画廊の社長から「自分のあとを継がないか?」、と言われ、迷いに迷って、意見を聞きに来たという。

萩本さんは、

『「ばかだな〜、人生っていうのは自分がなにになりたいかじゃない。だれに必要とされているかなんだ。アルバイトで入った画廊の社長さんに、あとを継いでほしいって言われるほど惚(ほ)れられるやつって、おまえのほかにいる?おまえの監督作品なんてだれにも必要とされてないし、僕も期待してないよ」

この言葉が決定打だったかは知らないけれど、彼は画商になりました。

彼は画商になってから、女性誌やテレビで紹介される、世界的に活躍する美術商になっちゃった』(同書より)

何かを決めるとき、それを損得とか、好きとか嫌いとかではなく、その時、その時の運命のような「ご縁」を大切にしたとき、運はたまる。

つまり、目の前にやってきた大事な「ご縁」をないがしろにせず、ただひたすら精いっぱいやったとき。

鋭(するど)い人や、頭のいい理屈に長(た)けた人は、これがなかなかできない。

できるのは、自分の損得に鈍(にぶ)い、少しボーっとしている人であり、自分のことより先に、人の喜びを考える人。

「なにになりたいかではなく、だれに必要とされているか」

ご縁を大切に、目の前にやってきたことにひたすら取り組む人でありたい。


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