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2015.7.4

品格を教えるテキスト

齋藤孝氏の心に響く言葉より…

元横綱・朝青龍は、「品格のことは正直わからない」とコメントした。

そこには、理解しようとしない彼の傲(おご)りも否めないが、日本人にしか感じることのできない品格に対するイメージへの戸惑いがあったのも事実だろう。

「品格」とは、その人やその物に感じられるおごそかさや上品さをいう。

品格という言葉を説明すればそのとおりだが、私たち日本人は言葉では表せないイメージをもって、それを感じることができる。

藤原正彦さんの著書「国家の品格」がベストセラーになったとき、私たちは「国家というものにも品格があったのか」と目からウロコだった。

人物評価においても品格は大きな部分を占めている。

「そんなことしちゃ品がないでしょう」と子供のころに注意されたことのない人はいないだろう。

それは、日本人の大切な財産である。

しかし今、品格を教えるテキストはなく、それを教えられる人も少ない。

その意味で『金言童子教』があった江戸時代は恵まれていたのかもしれない。

『「座右の銘」が必ず見つかる寺子屋の人生訓451』小学館

江戸の教科書『金言童子教』は寺子屋で使われていた「品格を教えるテキスト」。

その中には、こんな言葉がある(同書より)

■訴訟を好むこと無(な)かれ、富を以(もっ)て貧しきを呑(の)むこと無かれ

人との争いを好み、訴訟などを起こしてはいけない。

また、自分に財力があることで貧しい者を圧倒してはいけない。

■身を終わるまで路(みち)を譲りても、百歩を枉(ま)げず(唐書・朱敬則伝)

人に道を譲ったとして、一生のうちに百歩までの損はない。

ゆえに道を譲ること。

■人を責(せ)むるの心を以(もっ)て、常に己(おのれ)を責(せ)むべし

人は自分に甘く、人に対して厳しくなりがちだが、自分に対しても厳しくありなさい。


いずれの箴言(しんげん)や金言も、そんなことしては品がない、という教えだ。

箴言とは、戒(いまし)めや教訓となる短い言葉や格言のこと。

「言葉遣いが乱暴」「あたりかまわず大声で話したり、大笑いしたりする」「大きな口をあけてあくびをする」「人前で威張る」「お金のことばかり話をする」といった、礼儀知らずだったり、余裕のない人は、「品がない」と思われる。

つまり、自己中心的で、他人のことを考えない人。

『「品格」とは、その人やその物に感じられるおごそかさや上品さをいう』

品がある人でありたい。



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