2015.6.28 |
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少しのことで喜びましょう |
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浜松医科大学名誉教授、高田明和氏の心に響く言葉より…
昔から「笑う門には福来る」といいます。
英語では“When you are smiling,people are smiling to you”(あなたが笑えば他人もあなたに笑い返す)となります。
実際、笑う顔は人をひきつけます。
運は明るい人を好むともいい、暗い顔をしていると人も近づいてきません。
ではなぜ、喜ぶと運が開けるのでしょうか。
仏教では私たちの運は、原因に環境の因子である「縁」が働いて決まるとします。
運に影響する因子は、思うこと、口に出すこと、行うことのすべてです。
これがもともとの原因に働き、結果が運になります。
この過去の発言、行為などのすべては「業」という運命の貯金通帳に反映されています。
たしかに私たちは身びいきですが、それでも残忍というほどではありません。
時には他人に手助けをしたいような気持にもなります。
このために多くの人には幸運ばかりも来ないし、不幸のみが続くこともなく、幸不幸があざなえるように来るのです。
また、何かよいことがあったときに、それを非常に喜ぶと、感謝という貯金が増えて、運勢ははるかによくなるのです。
少しのことで喜びましょう。
それが幸運を招くのです。
なるべく微笑む、笑うようにしましょう。
そのことであなたの行動のすべてに幸運という利息がつき、その結果、本当の幸運が舞いこんで来るのです。
江戸時代の神道家、黒住宗忠という方は、結核を笑いで治しました。
そして新しい宗教を開いたのですが、
「笑え、笑え、笑えばあらゆる病気が治り、幸運が次々と来る」
と教えました。
笑いが脳によい影響を与え、自分も周囲も明るくなり、さらには対人関係もよくなって幸運が舞い込む、ということなのです。
『脳と心に効く言葉 (二見レインボー文庫)』
ちょっとしたことに喜べる人と、そうでない人がいる。
喜び上手(じょうず)な人は、笑いが多く、ニコニコして、聞き方が上手で、うなずきや、あいづちや、驚きの表情が豊かな人だ。
反対に、喜び下手な人は、笑顔がなく、しかめっつらで、聞くより話す方が多く、つまらなそうで、無表情の人。
少しのことで喜ぶことができる人は、幸運体質になるクセができている。
なぜなら、人は、暗くて「喜び下手」な人より、明るくて笑顔の多い「喜び上手」な人と一緒にいたいと思うからだ。
「箸(はし)が転んでもおかしい年頃」とはよく言われる言葉だが、本当は、いくつになっても、ちょっとしたことをおかしがったり笑う人は、魅力的だ。
少しのことで喜べる人でありたい。 |
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