2015.5.16 |
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ありがとうと、いわれるように、いうように |
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伊那食品工業会長、塚越寛氏の心に響く言葉より…
感謝の気持ちを持つことが大事なのは、誰もがよくわかっていることと思います。
感謝を感じたら、相手に対してきちんとお礼の言葉を発するべきです。
伝えることによって、お互いに気分がよくなり、良好な人間関係を構築することができます。
また、感謝をして、その気持ちを言葉に表すだけにとどまらず、身近な人たちや、自分と関わりのあるすべての人たちに、感謝されるようなことを積極的に行っていきたいものです。
見返りやお礼を期待して行うのではありません。
常日頃から「利他」の精神を発揮していくということです。
私は若い頃、得意先に営業に行ったとき、とてもいい言葉が掲げられているのを見て感激したことがあります。
「ありがとうと、いわれるように、いうように」
以来、この言葉を大切にして人生を生きてまいりました。
日常生活の中で、私たちはつい感謝の気持ちを忘れそうになります。
感謝を忘れないためには、何事も「当たり前」だと思わないことです。
健康でいられるのは、元気に生んでくれた両親のおかげ。
仕事があるのは会社や得意先、仕入先のおかげ。
奥さんがご飯をつくってくれるのも、ご主人が働いてくれるのも、家族が笑顔なのも、みんなみんな「有り難い」ことばかりなのです。
『幸せになる生き方、働き方』PHP
何かを頼みやすい人と、頼みにくい人がいる。
頼みやすい人には、頼みやすい雰囲気がある。
温和で、ニコニコして、穏やかで親しみやすい、和顔愛語(わがんあいご)の「利他の人」だ。
反対に、頼みにくい人は、人を寄せ付けないような、厳しくて、仏頂面で、とっつきにくくて、無愛想な「利己の人」だ。
頼まれごとは、ほんの小さなことが多い。
小さな雑事を嫌な顔をせずに淡々と引き受ける。
そして、その頼まれごとを、相手の予測を上回る速度で成し遂げる。
すると、感謝される人になる。
感謝し、感謝される人でありたい。 |
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