2015.5.4 |
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種まきと収穫の法則 |
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マイケル・アンジャー氏の心に響く言葉より…
世の中に貢献しなくても、世の中が面倒を見てくれると思い込んでいる人が多い。
どうしてそういう考え方をするようになったかはわからないが、本人のためになっていないことはたしかである。
人生のどの側面であれ、何かが足りないと感じたら、自分が十分にそれを与えていないことを反省しよう。
人生で何かを求めるなら、まず人にそれを与える必要があるのだ。
あなたが尊敬している人たちのことを思い浮かべよう。
その人たちは、人から何かをもらうことばかり考えているだろうか。
そんなことはない。
人からもらうよりも与えることを考えているはずだ。
この普遍の原理は「種まきと収穫の法則」とも呼ばれる。
収穫を得ようとするなら、まず種をまく必要があるからだ。
種まきと収穫の法則を日常的に実践すると、実際にまいた種よりはるかに多くの収穫を得ることができる。
ちょうどトウモロコシの種をまくとき、一粒をまくだけで数百粒の収穫を得ることができるのと似ている。
人はみな、何かを与えることができる。
誰もが独自の資質と才能を持ち、それを人々のために役立てることができるのだ。
人生は一種の市場である。
市場により多くの価値をもたらすことによって、私たちは市場における自らの価値を高めることができる。
きわめて単純明快な原理だ。
人生でもっと多くの価値を求めるなら、もっと多くの価値を与えなければならない。
結果は必ずしも早く表れるとはかぎらないし、結果の表れ方は予想外かもしれない。
だが、これだけは確実に言える。
人は誰でも与えれば与えるほど、ますます多くのものを受け取ることができるのだ。
「愛情、金銭、地位など、与えれば与えるほど多くを受け取ることができる。あなたは日ごろからどれだけ与えているだろうか」
『最高の自分になる方法』ディスカヴァー
「何かの種をまく」ということは、「何かの行動を起こす」ということ。
お金を得たいと思うなら、お金が得られるような行動を起こすこと。
何も行動を起こさないのに、がっかりしたり、まわりのせいにしたり、なげいたりしている人は多い。
働いてもいないのにお金がないとなげいたり、投票もしないのに政治が悪いと言っているようなものだ。
「自分のまいた種は、自分が刈り取らねばならない」という言葉がある。
悪い種をまけば、悪いことが起こる。
良い種をまけば、良いことが起こる。
良い種まきの実践を重ねたい。 |
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