2015.4.21 |
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おもしろいことにコロっと変える |
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斎藤一人さんの心に響く言葉より…
えー、簡単な話するとね、オレのお弟子さんに教えてる教えって、一個なの。
たいがいのことは我慢しな、って。
たいがいのことは我慢すりゃいいんだよ。
ただ、我慢しすぎると、自分が壊れちゃうんだよ。
けど、我慢がねぇとね、人間関係、壊れちゃう。
だから、そういうとき、嫌なことがあったとき、楽しいことに変えること。
柔道だって、投げるときはいいじゃん。
でも、投げられることもあるじゃん。
で、投げられたときに、受け身、ってのあるから。
その、受け身を覚えようよ、という話なのね。
で、この前、会津、行ったの。
講演の前に、蕎麦屋へ行ったんだけどね。
もう、遅いの。
ともかく、出てこないの。
でね、そこでね、「遅い」っていっちゃダメなの。
「遅いね」じゃないの。
「今日は、昼から懐石料理ですね」
ハハハ…。
とね、それだけでね、「ふっ」と笑えるの。
あの、滋賀、行ったときね、蕎麦屋入ったら、これ日本蕎麦屋なんだけど、まずいんだ。
ともかくまずいんだよ、その蕎麦が。
で、「まずい」つっちゃダメなの。
で、オレが、「この蕎麦はすごい。蕎麦からダシをとってる」
ねぇ、えー、岐阜のね、山奥でさ。
ま、ある町なんだけど。
あんま、名前、いっちゃいけないからね。
そこへ行ってね、喫茶店に行ったらね。
暑くて、喫茶店入ってるのに、そこの人、ずっと電話してるの。
水も出ないの。
で、いい加減、待っててもね、ずぅーっとしゃべっててね。
で、オレ、そんとき、いったの。
「オレたち旅人が求めてるのは、インパクトだ」
ま、飛騨高山なんだけどね。
それで、もうね、飛騨高山つうと、そこしか思い出さなくなっちゃった。
あまりのインパクトに。
えー、もう、飛騨高山へいったら、必ずあそこへ行く。
決めてるの。
そうするとね、笑えるの。
その蕎麦屋のことで、10年笑えるの。
うん。
おいしい蕎麦食っても忘れちゃうの。
ホントに。
人生って、嫌いな玉あるじゃん。
それをポンって受け止めて。
いい玉にして、みんなにポンって投げ返さないとさ。
今日、嫌なことがあったからって、それを家にもってきて、家の人にぶつけるとか、まわりにぶつける、じゃなくて。
嫌なこと考えて、腹が立つこと考えて、「しあわせになろう」ったって、なれないよ、って。
で、嫌なことって、あるんだよ、って。
一人さんでもあるんですかって、あるよ、山ほどあるよ、ホントに。
ただ、その嫌なことがあっても、おもしろいことにコロ、コロっと変えていくとかね。
なにかしなきゃダメだよ、って。
それが本当の精神論で。
我慢することじゃないよ。
サラっとやっつけないとダメだよ。
『二千年たってもいい話―夢の持ちかた夢の叶えかた奇跡の起こしかた魅力のつけかた (East Press Business)』イースト・プレス
なんでも、すぐに怒り出す人はカッコ悪い。
反対に、どんな嫌なことがあっても、サラッと受け流し、それを笑えるようなことに変えられる人は、メチャクチャに魅力がある。
余裕があるかどうかだ。
怒り出すときは、自分のことしか見えていない。
しかし、余裕があるときは、それを客観的に、他人事(ひとごと)のように見ることができるから、フッと笑ったりするようなことが言える。
たいがいのことでは怒り出さないでニコニコしている、というような人はカッコよくて魅力がある。
そして、一緒にいて楽しいし、また会いたくなる。
嫌なことがあっても、それをおもしろいことにコロっと変えられるような人でありたい。 |
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