2015.4.9 |
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消極的な人とは |
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中村天風師の心に響く言葉より…
だいたいにおいて消極心となるものが、およそ結合すると20数種類あります。
つまり心を消極的にして人間の心を価値のないものにする劣悪な感情の素因を成すもの。
第一が「怒ること」
第二が「怖れること」
第三が「悲観すること」
第四が「煩悶すること」
第五が「苦労すること」
第六が「悩むこと」
第七が「憂うること」
第八が「迷うこと」
第九が「心配すること」
第十が「憎むこと」
十一が「恨むこと」
十二が「やきもちを焼くこと」
十三が「排他すること」(あれが好きだ、これが嫌だと)
十四が「嫌うこと」
十五が「復讐を思い立つこと」(仕返ししてやろうと)
十六が「人をあしざまに悪く言うこと」
十七が「ものを疑うこと」
十八が「邪推すること」
十九が「焦慮(しょうりょ)すること」(心の落ち着きを失って焦ること)
二十が「不平」
二十一「不満」
二十二「自暴、やけくそ」
二十三「自棄(じき)、捨て鉢」
すべて分割するとみんなこの二十三種類の中から生まれてくる心です。
この中で第一の憤怒、それから第二の恐怖、第三の悲観と、それからずっと向こうへ行ってやきもちを焼く心とかたき討ちをするぞという気持ちと、それから好き嫌いを盛んに起こす心と、それからものを疑う心は、これは人間以外の動物にも共通してある心であります。
だからとにかく自分の心を暗くし、さわやかなものにしない思い方や考え方が心の中で浮かんでいたら、それはもう、とりもなおさず人間以外の動物が持っている心と同じ心に今自分がなっているんだと。
しかも区役所行くってえと、ちゃんと人間としての戸籍が登録してあるのに、区役所の帳簿だけが人間で、思ったり考えていることは動物園へ入っているものと五十歩百歩だということを考えなきゃダメだ。
『真人生の創造』PHP研究所
消極的な人は、日頃消極的な言葉を使っている。
それは、斎藤一人さんのいう「地獄言葉」。
「ついてない」、「不平不満」、「グチ・泣きごと」、「悪口・文句」、「心配ごと」、「ゆるせない」
その逆の積極的な人になるには、「天国言葉」を言うこと。
「ついてる」、「うれしい、たのしい」、「感謝してます」、「しあわせ」、「ありがとう」、「ゆるします」
消極的な人は、後ろ向きで、否定的、暗く、怒りっぽく、元気・やる気がなく、イライラして、人がうらやましくて仕方なくて、そして不機嫌。
積極的な人は、前向きで、肯定的、明るく、笑顔があり、元気ハツラツ、やる気があり、人にやさしく、心が軽やかで、おおらか、そして機嫌がいい。
いつも機嫌が良くて、積極的な人でありたい。 |
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