2015.4.2 |
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お金が喜ぶような使い方をする |
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五日市剛氏の心に響く言葉より…
ミャンマーの大僧正であったS氏は、アメリカのマサチューセッツ工科大学で博士号をとった学者であり、その後ビジネス界でも大成功を収めた偉大なかたです。
S氏はこんなことをいいました。
「世の中の物は、陽子と中性子できている。
その陽子と中性子は『意思』と『意識』でできている。
しかも、これらをつなぎあわせているのは『感謝』だ」
こんなぶっ飛んだ発想には驚きましたが、S氏いわく科学的な根拠があるそうで、「彼がいうことがほんとうなら、いったいどんなことがいえるだろうか」と真剣に考えてみました。
要は、「すべての物質には意思と意識がある」ということなのでしょうが、もしそうであれば、生物のみならずどんな物質にも関心や愛情を注いでいると、「共鳴」という現象が起こって、もともとその物資に宿った意思と意識が増大するかもしれない…。
例えば、いつも大事にしている愛車があるとします。
毎日心を込めて洗車したり、ときおり優しい声を掛けながら大事にしている愛車があるとします。
毎日心を込めて洗車したり、ときおり優しい声を掛けながら大事に乗り続けていると、その車の意思と意識がどんどん膨らんで、いざというとき事故に至らなかったり、事故が起こっても運転席のご主人様をしっかりと守ってくれる…ような気がします。
そういえば、日本の各分野で活躍する「現代の巨匠(あるいは名工)」と呼ばれる人たちは、自分が使う道具や機械に深い愛着を持ち、それらにいつも声をかけて大事にしている人が多いと聞きます。
そんなことを考えながら、「この世の物質の中で、意思と意識がパンパンに膨れ上がるくらいに大きくなっているものは何だろう…」と思いを巡らしていると、それは『お金』にちがいない、という結論に達しました。
お金に興味のない人なんて、いないと思うからです。
「世の中、カネじゃないよ」という人だって、ある程度はお金に関心がないと、生きていけなくなりますからね。
使い古されたお札(一万円札や五千円札など)を燃やすと、人を焼いたにおいがすると聞いたことがあります。
これにはギョッとしましたが、もしそうだとすると、やはりお金には人間特有の意思や意識があるのではないかと思いたくなります。
我々が魔法をかけられて、お金にドロンと化けたとします。
お金は無機物ですから、手足がニョキッとはえて、トコトコ動くことはできません。
でも、意思と意識がある、とすると、お金である我々は、いったいどんなご主人のもとに戻りたいと思うでしょうか?
おそらく、お金を大事に扱ってくれる人、お金が喜ぶように使ってくれるご主人のもとに戻りたいと思うでしょうね。
しかも、友達をたくさん連れてくるかもしれません。
さて、今度は人間の側に戻ります。
いま手元にあるお金をどのように使ったら、このお金は喜ぶだろうか…。
そう考えながら実践するようになると、お金とのつきあい方がだいぶ変わってきますし、金運も上がるようです。
大事なことは「いかに貯めるか」よりも、「いかに使うか」です。
ものすごく金回りのよい人というのは、お金を使うのがうまいのです。
ほんとうにうまい。
お金を支払う際にも、相手がにっこりするような、ちょっとした演出ができるかたが多いです。
喜ぶ相手を見て、自分も喜ぶ。
するとお金は大喜びし、そのご主人のもとに、友達を連れて戻ってくるかもしれません。
『なぜ、感謝するとうまくいくのか』マキノ出版
「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもく しっかいじょうぶつ)」という仏教の言葉がある。
山や川や草木にもみなことごとく、仏になれる仏性を持っているということ。
山や川や木や石あるいは道具などに「意思」と「意識」という『仏性』があると感じることができる人は、そこに限りない愛情をそそぎ、大事にすることが出来る人。
人も道具も、大事にすれば、大事にされる。
ぞんざいにすれば、ぞんざいにされる。
感謝すれば、感謝される。
つまり、喜ばれるような存在になること。
「お金が喜ぶような使い方をする」
感謝の気持ちで、喜ばれる生き方をしてみたい。 |
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