2015.3.31 |
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ハイリスクな人 |
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リチャード・カールソン氏の心に響く言葉より…
車を運転している時、やたら後ろに近づいてくる車が気になって仕方がない、というような経験はないだろうか?
ぶつかってしまうのではないかとイライラする。
そういう状況の時、あなただったらどうする?
「急ブレーキを踏む」「追い抜かれないようゆっくり走る」「ブレーキを踏んでいると思わせるためテールランプを点ける」などなど、いろいろな考え方があるだろう。
ある人はこういった。
「そういう時は少しも取り乱すことなく、自分の車を脇に寄せて停め、先に通してあげます。事故はどこかよそで起こしてもらいましょう」
なんとすばらしいアドバイスだろう。
舌を巻いた!
考えてみてほしい。
イライラして攻撃的になっているドライバーが、そのうち事故を起こすのは目に見えている。
そんな人のせいで、事故に巻き込まれ、わざわざ不幸になるなんて、誰だって真っ平だと思うはず、だが、現実はどうかといえば、理屈でわかっていても、わざわざトラブルを生む対応を選ぶ人が、なぜか多い。
“リスクを避ける”には、ハイリスクな人とは関わらないのが一番。
もし、それができなかったら、まず「あなたの言う通りです」と相手の要求を受けとめてしまおう。
全部要求をのむことはない。
小さな要求だけをのみ、不必要なトラブルを回避するのだ。
幸運をつかむ人は小さなことにこだわらない。
車の運転に限らない。
日常的にイライラすることはたくさんあるが、こちらがどれだけ正当であっても、やり返す発想は事態を悪化させ、危険な状況をエスカレートさせるだけだ。
トラブルの芽が出た時、その9割は「お先へどうぞ」「あなたのいう通りです」で、実はすむ。
いまあなたが抱えているトラブルは、リスクを負っても強情を張るべきことなのか…?
『読むだけで運がよくなる77の方法―今からハッピー!になるには? (王様文庫)』王様文庫
車の運転にはその人の隠れた性格がよく出てくる、といわれる。
「カッっ」となったり、「やり返してやろう」としたり、「汚い言葉」を使ったりするようなことだ。
相手の態度にカチンときて、大声出して怒鳴ったり、逆上したりする人は、車に限らず、どこでも、誰に対してもキレる可能性がある。
ハイリスクなトラブルメーカーだ。
関われば関わるほど、トラブルになる確率が非常に高くなる。
「ハイリスクな人とは関わらないのが一番」
小さなことにはこだわらずに…
ゆずる気持ちを大切にする人でありたい。 |
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