2015.3.9 |
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笑顔を習慣に |
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宇野千代氏の心に響く言葉より…
■人の顔つきも習慣である。笑顔が習慣になればしめたものである。
■何事についても、「私はおばあちゃんだから」とか、「私はこんなに肥(ふと)っちょだから」とか、自分で自分の欠点を広告して歩く人がありますが、私はそんな人のことを、損な人だなァ、と思います。
明るいことを考えましょう。
いつでも、花飾りのついた帽子を冠(かぶ)っている気になりましょう。
何を着ても自分に似合う、自分はきれいになれる、と、そう信じていたいものです。
■人の一生には、ほんのちょっとしたものの考え方によって、とんでもないことが起こったり、それが妨げたりするものです。
人間の生死に関することでも、かたよった考え方をしないように、普段から明るく生きていく習慣を持っていたいものだと、私は思っています。
そうです。
それは、ちっとも難しいことではありません。
何でも、ものごとを明るく陽気に考えるようにすることなのです。
■生きて行くことが上手な人は、何よりも快活な人である。
生きて行くことが上手な人で、それで陰気な人、というのを私は見たことがない。
陽気は美徳、陰気は罪悪というのが、私の作った格言であるが、美徳も罪悪も、そのままの姿では生きては行けない。
すぐそこで、となりの人に感染(うつ)るものである。
どんなに大きな美徳もどんなに小さな美徳も、すぐそばの人に感染る大きな力を持っている。
陰気はどんなに小さな陰気であっても、すべての人に感染るものであるから、夢にも、陰気の気持ちをもってはならない。
陽気な人が好かれるのは言うまでもない。
■人間同士のつき合いは、心の伝染、心の反射が全部である。
何を好んで、不幸な気持ちの伝染、不幸な気持ちの反射を願うものがあるか。
幸福は自分の心にも反射するが、また、多くの人々の心にも反射する。
『幸福の言葉』海竜社
シェイクスピアの言葉に次のようなものがある。
「この世界はひとつの舞台。人間はすべて役者にすぎぬ。それぞれの舞台に登場しては退場していく」
「どうせ年をとるなら陽気な笑いで皺(しわ)をつけたい」
機嫌がいい人のまわりにいると、自分も機嫌がよくなる。
しかし、機嫌が悪い人の近くにいると自分も不機嫌になる。
機嫌も不機嫌も感染(うつ)るからだ。
明るく陽気な人はいつも機嫌がいい。
いつも明るく陽気でいるには笑顔でいること。
笑顔でいれば、笑いに囲まれる。
人の顔つきも習慣…
笑顔を自らの習慣にしたい。 |
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