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2015.1.6

自分ばかりしゃべりはった


松下幸之助氏の心に響く言葉より…

昭和36年秋、幸之助が九州のある取引先の工場を訪れたときのこと。

30分ほど工場を見学し、そのあと社長、工場長と10分間ほど歓談した。

帰りの車中で幸之助は、随行していた九州松下電器の幹部に言った。

「きみ、あそこの会社、経営はあまりうまくいっていないな」

「どうしておわかりですか」

「工場を一見したら、まあ、だいたいわかるわ。

それと、さっきのあの社長さん、あの人より経験の深いはずのわしがせっかく行っているのに、わしから何か引き出そう、何かを聞き出そうという態度にちょっと欠けとった。

自分ばかりしゃべりはったな」

『エピソードで読む松下幸之助 (PHP新書)』PHP新書


人は、自分を大きく見せようと虚勢をはるとき、自分ばかりペラペラとしゃべってしまう。

弱みを見せたくないからだ。

人にモノを尋ねることができる人は、素直さと謙虚さを持っている。

そして、尋ねる側にまわるなら、どんどん情報も入ってきて、結果として運もやってくる。

反対に、自分のことばかりしゃべる人は、情報が入ってこない。

一方的に話を聞くだけの自慢話のような独演会では、誰もが楽しくなくなり、結果として運が逃げるパターンとなる。

吉川英治氏に、「我以外皆我師(われいがいみなし」という言葉がある。

自分以外はみな、何かを教えてくれる師匠だ、ということ。

人は、昨日より今日、今日より明日と少しでも前に進まななければならない。

自分を毎日少しずつでも向上させること、このことこそが生きている意味。

老人でも、若者でも、年下でも、あるいはモノであっても、相手が誰であれ、己(おのれ)に向上心さえあれば、そこから何かを学ぶことができる。

自分ばかりしゃべるのはやめ、謙虚に聞き、学ぶ姿勢を持ちたい。


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