2014.12.22 |
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歓迎の気持ち |
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佐藤富雄氏の心に響く言葉より…
いつも一緒に仕事をしている人に「ありがとう。あなたのおかげでとても助かっている」と声をかけていきましょう。
家族との日常会話でも、頻繁に「ありがとう」を口にしましょう。
ごはんを食べながら「おいしいなあ。ママはホントに料理上手だ、ありがとう」。
仕事で夜遅く帰ってきたパパには「おかえりなさい。私たち家族のために頑張ってくれているのね。ありがとう」。
子供が何かを一生懸命にやっている姿を見て「あ、やってる、やってる!楽しそうだね。ありがとう」。
そんなふうに言われたら、最初はみんな驚くでしょう。
「どういう風の吹き回しだ。なにか後ろめたいことでもあるんじゃなかろうか」と怪しむ場合だってあるかもしれません。
それでも構わず「ありがとう」と言い続けていれば、周囲のあなたを見る目が変わります。
はっきり口に出すことはあまりなくても、「あの人のそばにいると楽しい気分になる」と心の中で歓迎してくれるのです。
職場の人間関係、友人とのつきあい、家族の仲がうまくいきだすのは、この「歓迎の気持ち」があるかないかにかかっていますよね。
あなたのほうから「どうか私を歓迎してください」と頼み込むのではなく、「いてくれて、ありがとう。私のほうこそ歓迎していますよ」と示せばいいんです。
高いお金を払って特別な贈り物を用意しなくても、言葉一つでそれができてしまうのですから、なんともお得な話じゃありませんか。
「ありがとう」の言葉も褒め言葉も、声にして発したとき、その影響力はぐんと強まります。
心中ひそかに思っているだけのときと比べたら、少なくとも10倍は影響力を増しているはずです。
『いい「口ぐせ」はいい人生をつくる―100万人の口ぐせ理論』大和出版
誰か人と会ったとき、歓迎されているか、歓迎されていないかは、雰囲気ですぐにわかる。
こちらがニコニコしながら握手を求めているのに、相手はこちらも見ないで握手もおざなりだとしたら、誰もが歓迎されていないと感じるだろう。
歓迎や歓待が上手な人は、お迎えや、おもてなしが上手な人。
それは、人に喜んでもらうのが大好きな人、つまり、ホスピタリティのある人のこと。
いつもほほ笑みを絶やさず、感謝の言葉を伝え、常に相手の立場に立って、どうやったらもっと喜んでくれるかを考える。
「あの人のそばにいると楽しい気分になる」
どんなときも、歓迎の気持ちを忘れない人でありたい。 |
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