ご注文はこちらから


パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2014.12.10

先の見通しがどれほど利くか


SBホールディングス社長、北尾吉孝氏の心に響く言葉より…

ソフトバンクの孫さんが、創業当初たった2人のアルバイトに対して、

「豆腐屋さんの心意気でやるぞ!豆腐を1丁、2丁と数えるのと同じように、1兆、2兆と数えられるような規模の会社にする。これからはコンピュータの時代がくる。情報革命で、すべてが圧倒的に変わる時代がくる。そのためにやるんだ」

と言われていました。

これは孫さんの夢というより願望・希望であったとも言えますが、片方で世の中確実に「デジタル情報社会」に向かって進んで行く、という彼のビジョンには予見性がありその分野での事業を展開するのですから、その分野が飛躍すればその事業は飛躍すると想定したのもまた妥当だと思うのです。

デジタル情報革命というのは私がソフトバンク在籍時、孫さんが

「全社を挙げてあらゆる経営資源をインターネットに」

と言われて取り組み始めたものですが、我々はこの大革命でデジタルの世界が「シンカ(深化・進化)」し、大変な広がりを見せて行くに違いないと考えて共に歩み、そして今日それが現実となっているわけです。

つまり、私が金融分野でやってきたことや孫さんが語ってきたことというのは、決してホラでなく一種の確信に因るものであって、それは現実に進んで行く方向を正確に予見しているだけのことだと言えなくもないでしょう。

人間の知恵というものに関して言うと、かつて私は「その人がどれほど前途を見通し得るか否かによって、計ることが出来るんではないかと思うのであります」という森信三先生の御考えをツイートしました。

あるいは「人間の知恵というものは、自分で自分の問題に気付いて、自らこれを解決するところにあるのです。人間は自ら気付き、自ら克服した事柄のみが、自己を形づくる支柱となるのです」とツイートしたこともあります。

私にとって知恵というのは、知識をベースにして未来の事柄を如何にして推し量るかとか、あるいは直観力をどう働かせて様々な問題を処理して行くかといった具合に、知識を超えたものであり、学んで理解する「学知」とは異質なものです。

森先生は「人間の知恵とは、(一)先の見通しがどれほど利くか、(二)どれほど他人の気持ちの察しがつくか、(三)何事についても、どれほどバランスを心得ているか、ということでしょう」と言われております。

『人生を維新す』経済界


事業でいうなら、「先の見通しがどれほど利くか」、個人でいうなら「どれほど他人の気持ちの察しがつくか」。

事業において、先の見通しが利かなければ、早晩その会社は変化の激しいこの競争場裏から去らなければならなくなる。

個人において、他人の気持ちの察しがつかなければ、次々と友人は去り、最後は家族からも愛想を尽かされるだろう。

将来の見通しの有無は、広範な知識や情報の集積の多寡による。

また、自分の器以上には、相手を理解することはできない。

自分の器が小さければ、その小さい範囲でしか相手のことはわからない。

自分の心や魂を磨き器を大きくすればするほど、多くの人の気持ちを察することができる。

先の見通しが利き、他人の気持ちの察しがつく人でありたい。


人の心に灯をともす 一覧へ戻る