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2014.12.7

人生をおもしろくするコツ


吉沢久子氏の心に響く言葉より…

たとえば、一泊二日の旅行が決まったとき、「そんなに短いと、どこもまわれない」とグチをいうのか、あるいは短い旅でも行けると決まったら「やったあ」と張り切って旅の準備にかかるのか。

ここが人生をおもしろくするかどうかの分かれ目だといえるかもしれません。

ささいなことでもたのしめる知恵をもった人を、私は「たのしみ上手」と呼んでいます。

この例でいえば、後者のたのしみ上手の人は、旅の前にいろいろと調べるから、そこから知識も増えて好奇心がいやがうえにも高まり、旅先でもさまざまな発見があることでしょう。

かたや、たのしむことを放棄してしぶしぶ旅に出た人は、何を見ても興味がわかず、時間だけがたって心も体も消耗するばかり。

同じ旅でも、その質がまったく違ってきます。

とくに年をとったら人生をたのしむことがいちばん。

どのみち、もうすべてを請け負う体力も気力もないのですから、嫌なことは放っておいてもよいのではないでしょうか。

とはいえ、世の中にたのしいことなんてそう転がっているものではありません。

だから、たのしみを自分でつくるのです。

それはゼロから何かを生みだすということでなくていい。

肝心なのは、目の前のことをたのしいと思えるかどうか。

そういった意味でも、いろいろなものに興味をもつことは有効です。

たとえば編みものが好きな人は、それが嫌いな人の知らない快楽を知っています。

関心を寄せる対象が多いほど、人生をたのしむチャンスは多くなるともいえるでしょう。

また、あれもしたい、これもしたいという好奇心があると、すごく若々しく生きられると、脳の専門家の方がいっていました。

とくに女性は、たのしく生きる知恵をもたなければソンだと私は思っています。

『人間、最後はひとり。』さくら舎


人間、生まれたときもひとりなら、この世から去るときもひとり。

しかしつい、人間は一人一人が、自立した個の「ひとり」であることを忘れてしまう。

いつも、まわりに家族や友人、仕事仲間がいるから、つい間違えてしまう。

何かあったとき、人やまわりのせいにすることがそれだ。

最近楽しいことがない、などとまわりにグチをいう。

しかし、人生において、何かおもしろいことや楽しいことが、向こうからひとりでにやってくる、などということはまずない。

たのしそうにしている人は、自ら努力してそうしている。

たのしみは自分でつくっていくもの。

目の前のさもないできごとをおもしろがれるか、つまらなく感じるか、で人生は変わる。

「たのしみ上手」

人生を、おもしろおかしく暮らしたい。


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