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2014.12.6

損得ばかり考えていると


元博報堂制作部長、高橋宜行氏の心に響く言葉より…

主張、意見、提案などメッセージの確立で、コミュニケーションの80%は成立すると言われています。

しかし、本当に相手とつながるには、どんなメッセージを送るか、その提案力にかかっています。

ところが、そこに軸足を置かず勘違いをし、つい小手先の「ウケ狙い」な表現を最優先してしまいます。

拍手を欲しがり、大向こうをうならせようとする。

そして、「目立たせる」だけで、「表現している」という錯覚をしてしまっているのです。

心ある先輩は声を大にして言います。

「ウケたかウケなかったか、売れたか、売れなかったか、に焦点をあてるだけでは、人間いやしくなっていく」

「コミュニケーションは、相手に何をしてあげたいのか、どうなって欲しいのか、その想いの強さと熱さで決まるのだ」と。

確かに今は、人を幸せにすることや、心や文化、さらには社会全体が企業のテーマとなってきています。

提案は、モノと社会との間にあるものです。

「明るく楽しくする方法」「先をよくする方法」を探し、創り出す。

人や社会へのこだわり、そして執着心を持つことで人を巻き込めるのです。

『「人真似は、自分の否定だ」クリエイターの60訓』ディスカヴァー


損得ばかり考えていると、人はいやしくなる。

損得は、自分だけの利益。


自分が、

目立つか、目立たないか。

ウケるか、ウケないか。

売れるか、売れないか。


そうではなく…

人や、まわりを、

どれだけ、明るくできるか。

どれだけ、元気にできるか。

どれだけ、幸せにできるか。


『「明るく楽しくする方法」「先をよくする方法」を探し、創り出す』

まわりを喜ばせる人でありたい。


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