2014.11.13 |
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喜ばしたもん勝ち |
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小杉俊哉氏の心に響く言葉より…
私の直接の知人、友人二百数十人に、ラッキーについてのアンケート調査に協力を依頼し、約百人から回答をもらいました。
回答者の属性はかなりバラエティに富んでおり、男女の比率はほぼ同じ、年齢も二十歳そこそこの学生から六十代までかなりの幅があり、職業もビジネス・パースンから専業主婦まで含まれています。
その結果、大変興味深いことが分かりました。
自信を持って自分自身がラッキーであると考えている全面的ラッキー派の人たちは、自らラッキーであると思い、自分自身の働きかけによって、そうなっていると答えているのです。
また、ラッキーであるために普段から具体的な考え方や行動をとっています。
すなわち、ラッキーは自ら働きかけることにより、コントロールできるものである、と考えています。
回答してくれた人の顔を思い浮かべると、客観的に見ても皆ラッキーと言える人生を送っています。
ラッキーかどうかは性格によってきまるのではなく、考え方や行動によって決まるのです。
ただ、性格によってラッキーになりやすい考え方や行動をとる傾向があるということです。
そのような性格でなくとも、ラッキーになるような考え方、行動を意識してやってみる、それを習慣づけることでまったく問題ないということです。
あなたの行動が変わればそれは周りの人にも影響を与えます。
周りの人の行動の変化はあなたにフィードバックされます。
すると、それがあなたの性格にも影響を与え、変えることもできると、自身の経験や周囲の人の観察から私はそう考えています。
住宅メーカーで人材開発に関わるIさんは、忙しい中、入社十五年目に意を決して、全国に散らばる百数十名の同期に声をかけて同期会を企画しました。
入社以降配属が分かれてしまうため、通常そのような集まりは他の期でもなかったようです。
誰も幹事役を買って出る人がいなかったからでしょう。
同期会会場でも、Iさんは話をしていて相手に悩みがあったりすると「そんなことなら○○君のところへビール持って話しに行けや!」とか、「それなら今後○○さんを紹介したげる!」とかやって仕切っていたようです。
そんなことから、参加者から大変感謝されたそうです。
しかし、Iさんは、「むしろこちらのほうが感謝ですわ」
「同期全員に顔を覚えてもらって、みんなに感謝されてこちらのほうが得したんですよ。その後各支店に頼み事をしたり、情報をもらったり、仕事にもとっても役立っています」と。
ちなみに、Iさんのモットーは「喜ばしたもん勝ち」だそうで、他人が「自分と出逢えてラッキーだった。お前がそうしてくれてラッキーだった」と言ってくれるのを常に目指しているそうです。
『ラッキーをつかみ取る技術 (光文社新書)』光文社新書
「自分はラッキーだ」と思える人は、ラッキーになるような行動を取っている。
「自分はツイていない、アンラッキーだ」と思っている人は、ツキがなくなるような行動をとっている。
『ラッキーが来ない人』は…
つまらなそうな顔をしている人。
悲観的に考える人。
自信がない人。
エネルギーを吸い取られるようなところへ行ってしまう人。
感謝のない人。
ツイていない人とばかり一緒にいる人。
ラッキーが来たことに気づかない人。
(以上、同書の中から抜粋)
「喜ばしたもん勝ち」
人を喜ばせることが好きな人にはラッキーがやってくる。
「私はラッキー」、と言えるような行動と習慣を身につけたい。 |
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