2014.11.12 |
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よき習慣と悪しき習慣 |
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ジョン・C・マクスウェル氏の心に響く言葉より…
アルバート・アインシュタインは、「いま直面している問題は、その問題が発生したときと同じレベルの発想では解決できない」と言っている。
周囲を見回せば、この言葉が真実であることがよくわかるだろう。
世界は、刻一刻と複雑になっている。
そう思うと、やる気も失せてしまうかもしれないが、諦めてはいけない。
何年も前のことだが、私はある非常に印象的な言葉に出会った。
それはこうだ。
「私はあなたの変わらぬ友である。
私はあなたの最大の支援者、そして最大の重荷である。
私はあなたの背中を押すこともあれば、失敗へと引きずり込むこともある。
私は完全にあなたの思いのままである。
あなたがする仕事の半分は私に託されるだろう。
そうすれば私はすばやく、かつ正確にその仕事を片づけることができる。
あなたが私に対して毅然とした態度をとっていれば私は扱いやすい。
どのようにしてほしいかを正確に示してくれれば、少しの訓練で自動的に与えられた仕事をこなすことができる。
私はすべての偉大な人物の召使いである。
そして悲しいかな、すべての破綻者の召使いでもある。
偉大な人物は私のおかげで偉大になることができたのであり、
破綻者は私のせいで破綻に追い込まれたのだ。
私は機械ではないが、人間の知性と機械のような正確さで仕事をこなす。
あなたが利益を求めて私を働かせようが、破滅に向かって働かせようが、私にとっては変わりはない。
私を利用し、訓練し、毅然とした態度で接すれば、私は世界をあなたの足元にひざまずかせてみよう。
私をなおざりにすれば、私はあなたを破滅に追い込むだろう。
私は何あろう、習慣である!」
いいニュースをお伝えしよう。
どんな複雑な人生であれ、困難な問題であれ、成功思考を習慣にすれば何かが変わるはずだ。
プラス思考からはプラス思考が生まれる。
成功できないのは、成功するための行動を習慣にしていないからなのだ。
成功思考を「習慣にする」ことで成果は必ず上がる。
この思考法を自分のものにすれば、目的達成のためのアイデアが次々と生まれ、尽きることがない。
『すごい「考える力」! (知的生きかた文庫)』(齋藤孝訳)知的生き方文庫
習慣には、よき習慣と悪(あ)しき習慣がある。
よき習慣を身につければ、運のよい感謝多き幸せな人生を歩むことができるが、悪しき習慣を身につけてしまったら、不運で不満の多い不幸せな人生をおくることになる。
「われわれは消極的に悪い習慣を捨てようと努力するよりも、むしろ常に良い習慣を養うように心掛けねばならぬ」(ヒルティ)
良い習慣を身につければ、悪い習慣は自然に消滅する。
そして、イチロー選手のこんな言葉がある。
「とんでもないところへたどり着く唯一の道は、コツコツと小さなことを積み重ねること」
よき習慣を身につけたい。 |
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