2014.11.8 |
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寝る前の心がけ |
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中村将氏の心に響く言葉より…
僕は、これまで数多くのセミナー参加者のサポートをしてきました。
その中で、気づいたことがあります。
それは、悩み多き人はイヤなことを鮮明に覚えている。
そして、成功者はソレを、覚えていないということです。
悩み多き人は、「親にこんなふうに育てられた」「学生時代、友人にこんな陰口を叩かれた」「上司がこんな仕打ちをした」と、いつまでも過去のイヤなことを引きずっていました。
一方、いわゆる成功者と称される人たちは、「ご苦労もあったんですよね?」と尋ねられても、「え?好きなことをしているうちに、ココまで来ましたよ」などと、過去のイヤなことを感じさせない答えが返ってくる。
なぜこんな違いが出るのだろうといつも考えていました。
その答えは、実は、「脳のしくみ」にあったのです。
人間が、もし、すべての出来事を記憶してしまうと、脳はパンクしてしまいます。
仮に、今日すれ違った人の顔や服装を全部記憶していたら、大変でしょう?
だから、脳の中にある「海馬」という部署が、眠っている間に、「残しておく記憶」と「消す記憶」を整理しています。
そう、あなたの記憶は、眠っている間に形成されているのです。
だとしたら、毎晩、寝る前に、1日のイヤな経験を振り返ったり、悪かったところを反省してはいけません。
海馬がその情報を鮮明に自覚してしまうからです。
「イヤな気持ち」をひきずったまま寝てしまうと、眠っている間に「イヤな気持ち」が脳に定着してしまいます。
寝る前に、絶対やってはいけないこと!
それは…
あの人に言われたイヤな言葉を思い出すこと。
仕事で失敗した原因を考えること。
テレビ番組で悲しいニュースを見ること。
人にしちゃった悪いことを思い出すこと。
起こるどうかわかなり将来の出来事を心配すること。
反省すること。
寝る前にはイヤなことを「ニャッ」と笑い飛ばしてから眠りにつきましょう!
眠っている間、笑い飛ばした「良い気持ち」が定着するからです。
『寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26』中経出版
中村天風師は、夜寝る前の心がけについてこう語っている。
「夜の世界だけは、特に寝がけに、寝床の中に入ってからは、この精神のアンテナというものは、無条件に、よいことでも悪いことでも、もうすべてが、差別なく入りこんでしまう。
だから、いいことを考えるんだ。嘘でもいいから、俺は優れた人間だ、俺は思いやりのある人間だ、俺は腹の立たない人間だ、俺は憎めない人間だ、俺は焼きもちを焼かない人間だ、こう思えばいい」
夜、寝る前の心がけは、おだやかな気持ちになって寝ること。
だから、ニヤニヤとわざとらしくてもいいから笑顔をつくるのはとてもいい。
成功者はイヤな思いを引きずらない。
イヤな思いを引きずらない方法は、小さなことでいいから、良い気持ち、明るく楽しい気持ちに焦点をあてること。
毎晩、心やすらかな気持ちで眠りにつきたい。 |
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