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2014.10.26

ゴッホとセザンヌ


岡本太郎氏の心に響く言葉より…

絵の値段と、芸術的価値とはまったく関係がない。

むしろ、つまらない媚びたような絵こそ、高い値段で売り買いされることが多いんだね。

ところが、一般の人は、とかく値段を評価の基準にしてしまうだろう。

ほう、これが何億円の絵ですか、なるほど素晴らしい、なんて絵そのものより値段のほうに感心して、ぞろぞろ人がつめかけたりする。

こんなバカバカしいことはないよ。

いくら値段が高くたって、それが必ずしもその画家の偉大さを表しているとはかぎらない。

よい例がゴッホやセザンヌだ。

このふたりの絵は現在最高の値段だが、ゴッホは生きている間は一枚も絵が売れなかった。

セザンヌは67歳で死ぬまでに、一生の間でわずか3枚しか売れなかった。

3枚しか売れなかったというのは、ぜんぜん売れなかったのとおなじだ。

だから、生きているときにその人の絵が安かったからといって、価値がないとは言えない。

ふたりとも亡くなってからその絵が評価された。

ほんとうの価値は死後わかる場合だってあるんだよ。

この事実を見ても、いま生きている芸術家の絵が高いから安いからといって、それが必ずしもその画家の芸術的価値につながるとは言えないことがわかるだろう。

ほんとうの芸術とは時代を超えたものなんだ。

しかし、時代を超えていると値段はつかないものでね。

だからその画家が亡くなってから高価なものになる。

そのときになって、世の中の人ははじめて彼の芸術の偉大さに気づくものなんだよ。

『自分の運命に楯を突け』青春出版社


芸術作品の評価というような大それたことでなくても、我々一般人は、中身の価値より、値段やブランドやパッケージなどで評価してしまうことが多い。

ワインや日本酒などはいい例だ。

中身の味よりも、ついついブランドや価格で評価してしまう。

飲食店などのランキングサイトも同じだ。

自分の目で確かめずに、他人の評価をあてにしてしまう。

独自の選択眼を持つのは確かに難しい。

今はまだ、世間で評価されていないモノを評価するには、それなりの経験と勇気が必要だからだ。

ホンモノを見極める目を持てる人でありたい。


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