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2014.10.25

相手の心をつかむ秘訣


樺旦純氏の心に響く言葉より…

「おしゃべりな人は他人の話をする。

つまらない人は自分の話をする。

話上手な人は耳を傾けてくれているあなた自身の話をする」

……W・L・マッケンジー・キング(カナダ元首相)

何かにつけて、「私は、私は」と、自分のことばかり話題にしたがる人がいる。

誰かが話題を変えようとしても、

「私の彼は…」

「私の家では…」

と半ば強引に自分の話に持っていこうとする。

周囲の人たちがウンザリしていることはお構いなしで、延々と自分のことを喋り続ける…。

自分のことばかり話題にする人は、目立ちたがり屋で自意識が高く、他人への関心は薄い。

会話は自分中心でないと気が済まず、人の話は聞いていない。

人からよく見られたいという気持ちが強く、見栄っぱりなので、自慢話が多い。

自分をほめてくれる相手を常に求めている。

どんな人でも、他人から厳しいことを言われるより、優しい言葉をかけてくれる人を好ましく感じるものだが、このタイプの人は歯の浮くようなお世辞に弱いので、悪徳セールスに騙されやすい。

「話し上手な人とはどんな人か?」と聞くと、「よく喋る人」「能弁な人」「話が面白い人」を思い浮かべる人は多いが、聞き手が白けているのでは会話は楽しめない。

話し上手な人とは、よく喋る人ではなく、会話を楽しくしようとする人である。

人は基本的に、聞くことより、話すことのほうが好きである。

自分の言いたいことを話せたときは、誰しも気分がいい。

他人の話に耳を傾けるのも、自分の話も聞いてほしいと思うからだ。

そして、楽しい会話のできる相手とは、また会って話したいと思う。

ところが、話したいことがあっても、会話をいつも一人で独占している人がいたら、快くは思わない。

フランスの思想家ラ・ロシュフコーは、「語り合ってみて理性も好感も感じられない人が多いのは、自分の言いたいことで頭がいっぱいで、相手の言葉に耳を貸さない連中が多いからだ」と言っている。

時代や国を問わず、自分の話をしたがる人は多いようだ。

若い世代になるほど自己表現が下手だと言われるが、老人が長々と自分の話ばかりしているのを聞くと、歳はあまり関係ないだろう。

保険の外交で大成功したフランク・ベドガーは、自叙伝の中で、相手の心をつかむ秘訣は、「まず相手の話を聞くこと」と書いてある。

一方的に喋るだけで、聞き手は無関心だったら、それは独りよがりの会話なのである。

『ちょっとしたひと言で疲れさせる人 会いたくなる人 (青春新書PLAY BOOKS)』青春出版社


聞き上手な人は、「相づち」、「うなずき」、「驚きの表情」が多い。

相手をしっかり見て、にこやかに同意したり、聞き返したり、さらにそれを掘り下げて質問したりする。

相手を主役にして、自分より相手の喋る時間を常に多くする人だ。

講演会でも、「今日は聞き手が素晴らしかった」と、講師に言われるときは、聴衆が随所で、うなずいたり、驚きの声を発したり、大笑いしたときだ。

年に何十回と講演するプロの講師でさえ、そういう聴衆の前では、話しやすくなり、一段と講演に熱が入る。

歌舞伎の世界では、「見巧者(みごうしゃ)」と言う言葉がある。

芝居の世界に通じていて、見るのが巧みな人であり、上手な人を指す。

同様に、聞くのが上手な人を「聞き巧者」という。

聞き上手な人のことだ。

聞き上手な人の前では、誰でも気持ち良く長い時間、喋ってしまう。

聞き上手な人は誰からも好かれる。


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