2014.10.9 |
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楽しそうに暮らす |
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小林正観さんの心に響く言葉より…
子どもは育てるのではなくて育つのです。
勝手に育ちます。
そして、育つときの条件というのは、一番身近にいる親、つまり父親や母親、特に母親の影響が大きいのです。
なぜなら一緒にいる時間が長いからです。
その母親が楽しそうに生きていることが重要なのです。
「なんでお母さんそんなに楽しそうなの」
「だって楽しいんだもん」…。
会話になっていないのですが(笑)
一番身近な母親が楽しそうに生きているのを見て、子どもは物事は楽しいととらえれば、すべてのことが明るく楽しくなると母親を通して知ることができるのです。
ところが、一番身近な母親が不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言い続けていると、子どもはそのように物事をとらえるようになります。
最初のとらえ方が、愚痴や泣き言であるというのを覚えてしまうと、子どもは親のやったとおりにまねをし、そのようなやり方を身につけていきます。
これから結婚して、母親になるかもしれない人は、まず大事なのは笑える顔の夫を選ぶことです。
毎日毎日、朝起きるたびに「面白い顔よね」、夫のほうも「お互いさまだよね」と言える。
これが平和な家庭の第一歩です(笑)。
『「ありがとう」のすごい秘密』中経出版
小林正観さんは、こんなことを語っている。
『古事記』『日本書紀』には、高天原(たかまのはら)に住む天照大神(あまてらすおおみかみ)のもとに、弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)がやってきて狼藉(ろうぜき)を働き、怒った天照大神が天の岩戸に隠れてしまったという話があります。
天照大神が隠れてしまったので世の中は真っ暗になってしまった。
神々が天照大神に「どうか出てきてください」とお願いしても、頑として出てこない。
人民が岩屋戸の前に来てお願いをしても、出てきてくれなかったのです。
そこで神々はお願いしても出てきてくれないならと、みんなで喜び岩屋戸の前で踊り、大声で笑いました。
すると、その様子が気になった天照大神は岩戸を少し開けました。
これは神話の中での現象を語っているようですが、実は大切なことを教えてくれています。
神が嘆きを聞くことはありません。
愚痴や泣き言を聞いてお願いだからなんとかしてください、つらくて悲しいのですという言葉を聞くこともありません。
楽しくて幸せそうな心、楽しくて幸せそうな人々にだけ関心を寄せるのです。
それが、『古事記』『日本書紀』に書いてある最初のメッセージです。
神は、お願いするのではなく、面白がって楽しく幸せそうにしている人に対して関心をもちます。
そして、そういう人にかかわろうかと思うようです。
(以上、同書より抜粋引用)
神さまはどうも、お願いを言う人は苦手らしい。
神さまが好きな人は、うれしい、幸せ、ツイてる、といつも口に出して、楽しく愉快に暮らしている人。
これは、子どもが親に対して感じる感情も同じだし、人間関係全般にも同じことが言える。
お願いばかりする人や、不平不満、文句ばかりを言う人を好きになる人はいない。
どんなときも、楽しそうに、機嫌よく、面白おかしく、暮らせる人でありたい。 |
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