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2014.10.6

運を上げるチャンス


本田健氏の心に響く言葉より…

「いつも一所懸命に頑張っている人」は応援されます。

「汗をかいている人」は、誰しも応援したくなるものです。

たとえば、一所懸命にラーメンをつくっている人、道路で汗だくになって工事している人、重い荷物を運んでいる人。

特に、雑用を丁寧にやることは大事です。

役職の高い人がパーティなどの際に、イスやゴミを片づけていたりすると、「そんなことまでやってくれるの」とまわりの人はみんな感心します。

自分に才能らしきものが見つからないうちは、ここからスタートするのもありです。

面倒くさいこと、汚いこと、人に嫌がられることを率先してやれる人になれば、それだけで「応援される人」になれるからです。

誰もが嫌がる仕事を率先してやることは、職場で運をよくする一番手っ取り早い方法です。

どの職場にも、必ず人が面倒くさがったり、敬遠したりするような業務があります。

それを進んでやることができる人は、必ず評価されます。

そして、そういう業務をあてがわれたときは、自分の不運を嘆く代わりに、「運を上げるチャンスがやってきた」と、喜ぶべきです。

これからの人生で、どこに行ったとしても、雑用、面倒な作業があれば、率先してやっていくことをお勧めします。

なぜなら、その仕事をやることは、あなたに運をもたらすからです。

今、評価されているトップの多くは、不遇な時期を必ず体験しています。

そこで、めげずに明るく振る舞ったり、まわりを励ました過去を持ちます。

逆境でめげない精神力と、復元力は、高く評価される素質です。

これからの人生で、面倒くさいこと、汚れ仕事を見つけたら、自分の男(女)を上げるチャンスだと喜んでください。

そして、それをニコニコしてやりとげたら、あなたはまわりを驚かせることになるでしょう。

そうやって、まわりの人を喜ばせる人物になれば、きっとあなたは、今とは違った評価をされるはずです。

『なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本)』三笠書房


町内や職場での一斉のドブ掃除や、大掃除をやったようなとき、手を抜く人か、一所懸命にやる人かすぐに分かってしまう。

社会的地位に関係なく、身を粉にして動く人は魅力がある。

雑用や、面倒な作業、人から嫌がられるような作業は、魅力のリトマス試験紙。

ある講演会の時、講師が「講演が終わった後、自分の書いたホワイトボードの字をきちんと消して帰るかどうかで、その講師の評価が決まる」と言っていた。

後始末がきちんとできる人かどうかで、言っていることとやっていることが違う、と思われてしまうからだ。

「雑用や面倒な仕事は運を上げるチャンス」

人から嫌がられる仕事ほど、ニコニコしてやれる人でありたい。


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