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2014.9.16

クラシックカー


戸川昌子氏の心に響く言葉より…

■車の終着駅は、オンボロ車になってスクラップされるか、あるいは希少価値のあるクラシックカーになって皆に愛されるか、どちらかであろう。

静かに屑鉄(くずてつ)になるのも悪くないが、クラシックカーになって輝き続けるのもまんざらではないだろう。

シニア世代の生き方も、どこか車の運命に似ているところがある。

ただどうすれば、クラシックカーになれるか(別に輝かなくてもいいのだけれど)が難しい。

思い切って、シニア世代の終着駅コースから落ちこぼれることも、希少価値を生む一つの方法だと、私は信じている。

■歳を重ねれば重ねるほど、老いは被害者意識を強くする。

「どうせ、私は…」「どうせ、邪魔者だから…」「どうせ、嫌われているのだから…」とすべての発想が「どうせ…」につながる。

どうせ、だんだんと容姿や歩き方などが恰好悪くなるのだ。

それなら、せめて生き方、考え方、物のとらえ方ぐらいはカッコよく、「ヨッ、昌子ちゃん!」などといわれたいではないか。

■人生とは明日のことではなく、今日一日、今を生きることです。

今日という日を大切にして、今日を楽しみましょう。

持てる能力を発揮し充実させる努力をする。

その積み重ねが人生なのですから…。

『人生とは明日のことではなく今日のことである』海竜社


「どうせ、私は…」という被害者意識の強い人は、何も年配の人に多いわけではない。

自分の人生を主体的に生きていない、いわゆる「人のせいにする」ことが多い人は、年齢に関係なく被害者意識が強い。

自律(自立)した大人は、人のせいにはしない。

歳を重ねれば重ねるほど、いぶし銀のような魅力が出てくる人がいる。

若いうちから多くの苦労を重ね、それを乗り越えてきた人たちだ。

まるで「クラシックカー」のように魅力がどんどん増してくる。

「歳を重ねれば、容姿や歩き方も恰好悪くなる。ならば、せめて生き方、考え方、物のとらえ方ぐらいはカッコよくしたい」

今日(こんにち)ただ今、この瞬間を、明るく、前向きに生きていきたい。


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