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2014.8.30

楽観的な人は長生きする


デイビッド・ハミルトン氏の心に響く言葉より…

楽観的な人は、悲観的な人より長生きします。

アメリカのメイヨ―・クリニックという病院で447人を30年間にわたって追跡した調査では、楽観的な人が早世する割合は悲観的な人の半分という結果が出ているほどです。

また、エール大学の研究によると、年齢を重ねることを前向きにとらえていた人は、後ろ向きな人より平均7.5年も長生きしていたそうです。

後ろ向きな気持ちは、心と体にストレスをもたらします。

その状態が長く続くと、酸化ストレスと炎症が生じて、テロメアが短くなってしまいます。

怒りやストレスは免疫機能を低下させることもあり、他者への悪感情は心臓リスクを高めます。

これらの「解毒剤」になるのが、感謝なのです。

私たちをストレスや怒り、敵対感情から守り、それらによる悪影響を防いでくれる。

その結果、寿命が延びるというわけです。

寿命の研究については、ノートルダム教育修道女会のシスターたちの「ナン・スタディ」という有名な調査があります。

この修道女会では、修道院に入るときに自分の生い立ちを書かされます。

心理学者がその内容と60年後の生存率の関係を調べたところ、前向きなことを書いて感謝していた人、とりわけ人生を授かり物だと感じ、希望や愛や満足などの気持ちが文面からうかがえた人は、後ろ向きなことを書いていた人より6年から10年も寿命が長かったことがわかりました。

『「親切」は驚くほど体にいい!』飛鳥新社


「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。

およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ」(アラン)

楽観主義というと、お気楽で、何も考えていないノーテンキな人間のように思ってしまう。

しかし、困難なときや、失意のときに楽観主義でいるには、意志が必要だ。

逆に、状況に流されてしまう人はすぐに落ち込んでしまう。

「なんとかなる」「大丈夫」「きっとよくなる」「うまくいく」という楽観的で明るい言葉、そして「感謝の言葉」。

「もうだめだ」「無理」「できない」「だんだんダメになる」という悲観的で暗い言葉、そして「愚痴や恨みや嘆きの言葉」。

日々感謝し、楽観的に生きたい。


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