2014.8.10 |
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この世に形あるものは借り物 |
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てんつくさんの心に響く言葉より…
大事故で病院に運ばれ、家族には助かる見込みはほとんどないと伝えられた方が、死の淵で幽体離脱の経験を経て、2つのことを思ったそうだ。
ひとつは「自分が死ぬんだ」ということ。
いつの日か、自分の人生にも終わりがくる。
それは、明日かもしれないし、50年先かもしれない。
もうひとつは「自分の物など、なにひとつない」ということ。
もしも、それが自分の物ならば、家も、土地も、貯金も、肉体も、そして奥さんや子どもも、天国に持っていけるはず。
でも、なにひとつ持っていくことはできなかった。
すべては、この世にいる間の借り物で、奥さんや子どもはただ、そばにいてくれていただけ。
そんなことに気づいたそうだ。
形あるものはなに一つ持っていくことはできない。
肉体を離れて天国に持っていけるのは、形のない「想い出」だけ。
だから、形や物に執着しないで目に見えない「思い」や「うれしい気持ち」を見ようとすると、なにが大切でなにが必要じゃないかが見えてくる。
お金も才能も使わなければ持ちぐされてしまうから、喜びのために使って、人生を楽しもう。
『やさしすぎる君へ』サンクチュアリ出版
人がこの世を去ったとき持っていけるものは、形のない「想い出」だけ。
その想い出には二つある。
一つは、人に与えた「喜び」。
もう一つは、人に与えた「悲しみ」。
この「喜び」と「悲しみ」は、この世に生きている人たちの心の中にもずっと残る。
人を裏切ったり、傷つけたりしたら、「やりきれない悲しみ」が残り、
人の幸せのために尽くせば、「喜びや感謝の念」が残る。
「この世に形あるものはすべて借り物」
人の喜びのために生きる人生でありたい。 |
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