2014.8.7 |
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本音の言葉 |
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さいふうめい氏の心に響く言葉より…
たてまえばかりを口にする人は、運が逃げていきます。
理性的に行動し、たてまえだけを口にしている人は、市民社会(ビジネス社会)では立派な人にみえます。
たてまえばかりを言っている人は、歳をとるごとに生きるエネルギーが段々落ちてくる傾向があります。
ごく一部の例外を除き、壮年になってからの出世競争に残っている例はあまり見当たりません。
たしかにビジネス社会はたてまえ社会です。
たてまえを言って、より理性的に行動したほうが勝者になります。
しかし、時と場合によります。
自分の運の状態を無視して行動しても、燃えつき症候群になるだけです。
だれにも本音を語らない友人が一人や二人はいるでしょう。
気になってしかたがないのですが、その人が自分の心を語らない以上、踏み込んだ付き合いをすることはできません。
下降運の時、助け船を出してくれるのは、家族や心で付き合える友人です。
そんな人がそばにいないと大怪我をすることがあります。
たとえば、晩年はだれしも運が落ちてきます。
大きな目で見ると、下降運だと考えていいでしょう。
日々がさみしくなり、誰かそばにいて欲しくなります。
しかし、傲慢に生きたり、心から言葉を発していない人は、友人がいないさみしさを紛らわす方法がありません。
そんな人にもやさしく声をかけてくれるのは、営業の人だけです。
何かを売りつける目的があって、やさしくしてくれるのです。
そんな人が、老人向けの高価な家具や投資対象を紹介したら、心寂しい老人はひとたまりもありません。
いくら自分は大丈夫だといっても、予想以上の破壊力を持っています。
たてまえばかりでなく、本音の言葉も吐かないと、そんな晩年が待っています。
他人の「心」に届くのは心の奥から発せられた本音です。
『運をつかむ人 のがす人』産業大学出版部刊
何か事あったときに、バカになることができる人は、本音で付き合うことのできる人だ。
時に、泣いたり笑ったり、喜んだり、怒ったり、という喜怒哀楽の感情の豊かな人。
いくらマイナスの言葉を言わない方がいいからと言って、心許せる家族や友人にまで本音をさらけ出すことができなかったら、ストレスや負の感情はどんどんたまってしまう。
たまりにたまった負の感情は、やがてどこかで爆発するしかなくなる。
たてまえという、理性的で飾り物の言葉では人の心は動かない。
ここぞというとき、本音で話せる人は魅力的だ。 |
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