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2014.7.23

積小為大


社会教育家、田中真澄氏の心に響く言葉より…

戦後の日本は、あらゆる分野でアメリカの影響を受けています。

特にビジネスの分野がそうです。

極端な表現をすれば、アメリカのビジネスは短期決戦です。

企業業績も1年ごとの決算の良し悪しで、その成果が問われます。

これに対して、日本は本来長期決戦を得意とする国です。

戦前の企業経営者の精神的なバックボーンとなったのが二宮尊徳の教えです。

尊徳は幕末の農村改革で大きな業績を挙げましたが、その改革は10年の歳月を前提にして、自然の理を活かしながら、「積小為大」の手法でじっくり事を進めるという考え方がベースになっています。

この尊徳の考え方のほうが、地球環境を保護するという視点からも正しいことが、やっと最近のエコロジー(自然環境保護運動)の立場から理解されつつあります。

しかし、世界の産業界はいまだに短期決戦の経済原則をベースにしていることから、地球資源の乱獲に歯止めがかからないままで推進しています。

このことは個人の能力開発にも言えることです。

自分の好きなこと、得手を見つけたら、それに時間をかけて開発していくことが、その人にとって最も幸せな生き方になるのです。

ところが今の学校教育制度ではその逆をやっています。

個人の個性を活かすことよりも、世間が設定した基準に子どもたちを合わせようとしています。

その結果、多くの人は潜在能力を開発する道からどんどん外れていき、気が付いてみると、何のとりえもない人間として一生を終わらざるを得ない状態になっています。

人生が60年前後で終わる場合は、組織の一員として生涯を全うし、それを満足とするのも一つの生き方でした。

しかし、生涯が100年近くに延びつつある今日では、その長くなった期間をフルに生かして、自己の潜在能力を開発してオンリーワンの存在価値を築き、自己実現を図りながら大往生を遂げる生き方が、最高の人生と言われるようになりました。

この人生60年の生き方から人生100年の生き方に変革する「生き方革命」を、もうそろそろ日本人の一人ひとりが実行に踏み出すべきだと思います。

『これからの時代の生き方』ぱるす出版


「積小為大(せきしょういだい)」は、二宮尊徳の言葉。

小さな努力の積み重ねが、やがて大きな成果につながる、ということ。

小さなことをおろそかにしていては、大きなことはできない。

我々はつい、短期間に効率よく、大きな利を得ようとしがちだ。

しかし、短期間の努力で簡単に成功できたことは、意外に短期間でダメになることが多い。

逆に、小さな努力をコツコツと積み上げてきて成功したことは、長く続く。

効率が悪くて、面倒なこと、人が嫌がること、時間がかかることを、進んでやろうとする人は少ない。

「誰もができることだけど、誰もがやろう思わないことを愚直に続けること」(藤村正宏)

積小為大の精神で、コツコツ努力を重ねたい。


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