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2014.7.19

身体にお礼を言う


小林正観さんの心に響く言葉より…

私たちは、人によって違いますが、1日に5時間とか8時間の休息をとります。

それから「週休が欲しい」「月の休みが欲しい」「年の休みが欲しい」と言います。

でも、人間の臓器は、全然お休みをしていません。

もちろん、夜も寝ていません。

土曜日になったらお休みする、日曜日になったらお休みするということがない。

月に1回や2回休ませろ、というのもありません。

私たちは、この心臓や膵臓や肝臓や腎臓に対して感謝することもなく、「自分の欲しいものが手に入らないんだ」「あれをどうしても手に入れたい」というようなことばかりを言っています。

しかし、どうして今こうやって笑顔で生きていられる私、そして私のすべての臓器や細胞に対して感謝の心を持たないのでしょうか。

これは臓器だけではありません。

「私」が今、笑顔で生きていられるということは、すべてありとあらゆる存在の人から、「為し合わせ」としていただいているのです。(「為し合わせ」とは、お互いにしてあげることで「幸せ」という言葉の語源です。)

私たちは、心臓や肝臓や膵臓からたくさんのことをしていただいているのにもかかわらず、お礼を言ったことはないと思います。

このような存在にもお礼を言ってみてはいかがでしょうか。

たとえば、右手で心臓に手を当てて、「愛しています。ありがとう」と言ってみてください。

それだけで心臓は、ものすごくやる気になることでしょう。

自分がいかに恵まれているか。

笑顔で生きていられる「私」がどれほど幸せであるか、ということに気が付いた方がいいと思います。

幸せの本質というのは、していただいていることに対して、「私」もおかえしをして、喜びがキャッチボールされること。

それが幸せという言葉の意味です。

『神さまの見方は私の味方』宝来社


輪廻転生、という生まれ変わりの考え方がある。

生まれ変わりとは、一時的に肉体は滅びても、魂は滅びることなく永遠に継続することをいう。

何度も何度も、時代を変え、国を変えて生まれ変わる。

つまり、身体は借り物で、魂だけが自分のもの、ということになる。

ほとんどの人は、身体は自分のもの、と思っているから粗末に扱ったり、大事に使わない。

本当は、身体は神さまからお借りしたもので、しかも無料でお借りている、とそう思うなら、こんなありがたいことはない。

休みなく働き続ける身体に心からお礼を言いたい。


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