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2014.7.5

ジャングルの話


桜井章一氏の心に響く言葉より…

冷蔵庫の奥にしまったままで、その食品の存在をすっかり忘れ、気がついた時には賞味期限切れになっていた。

君もそんな経験をしたことはないだろうか?

賞味期限の切れた腐ったものを食べれば、当然のことながら腹を壊す。

これは食品に限った話であるが、実は人の固定観念にも、賞味期限切れの食品と似たようなところがある。

世の常識、非常識といったものは時代とともに移り変わる。

ということは、その時にでき上がった固定観念も、時間が経てば通用しなくなるということである。

固定観念の話をもっとわかりやすく説明しよう。

幾人かで危険なジャングルを探検していたとする。

目的地に向かっている途中、メンバーの前に川が現れた。

泳いで渡れるような川ではなかったので、メンバーたちは協力して木を切り、橋をつくった。

橋を渡り終えた時、メンバーのひとりであるA君がこう言った。

「この先にはきっとまた川が現れるはずだ。その時のために、この木をみんなで担いでいこう」

だが、言うまでもなく、そんな重い荷物を背負って険しいジャングルを進んでいくのはとても危険なことだ。

すぐに川が現れるとも限らないし、荷物を運んで動きが鈍くなったところを野生動物に襲われでもしたら命にもかかわる。

要するに、その時にした努力はそこで捨て、また次の一歩を踏み出せばいいだけのことなのだ。

川が現れたらみんなで木を切ればいい。

その方が常にフットワーク軽く歩いていくことができる。

このジャングルの話をいまの社会に置き換えると、学ぶことで得た「知識」や、業績を上げたことによって得た「地位」などがこの「橋」に当たる。

現代人は飽きもせず「得ること」ばかり夢中になっている。

日頃から置いていく、すなわち「失うこと」や「捨てること」に意識が向けられるのであれば、知識や地位に執着することもなくなるし、現代人にありがちな被害者意識のようなものも薄まっていくことだろう。

自分がどれほど賞味期限切れのものを抱えているか、いま一度よく確かめてみてほしい。

冷蔵庫の奥に忘れ去られた食品のような「観念」がきっといくつも見つかるはずである。

運もツキも、腐ったものがあるような“気持ちの悪いところ”には決して近づいてはこない。

賞味期限切れの観念を見つけたら、迷わず捨てることだ。

『運は「バカ」にこそ味方する』ソフトバンク文庫


大きな変革の時は、過去の知識や成功体験、あるいは組織の肩書などを後生大事に持っていると、それがかえって重荷になることが多い。

身軽になって、とらわれやこだわりという荷物を捨てないと、変化には対応できないからだ。

重い荷物を抱えていては、変革という川や谷は渡れない。

「後だし負けジャンケン」という、負けなくてはいけないルールのジャンケンがある。

後だしだから負けるのも簡単そうだが、やってみるとわかるがほとんどの人ができない。

勝つ訓練ばかりしてきたからだ。

同様に、我々は知識にしても理屈にしても、それを得る訓練ばかりしてきた。

捨てる訓練はしてこなかった。

知識や理屈を捨てれば、感じる心がよみがえってくる。

野生のカンだ。

現代というジャングルを進むには…

賞味期限切れの観念を捨て、感じる心を磨きたい。


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