2014.6.8 |
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お金を儲けるということ |
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テンプル大学初代学長、ラッセル・ハーマン・コンウェル氏の心に響く言葉より…
アメリカの金持の100人中98人は誠実な人たちです。
誠実だからこそ、金持ちになれたのです。
誠意だからこそ、お金にも好かれるのです。
誠実だからこそ大きな企業を経営し、そこで働くたくさんの人を集めることができるのです。
全て誠実だからこそなのです。
ある若者はこう言います。
「汚いやり方で何百万ドルも稼いだ人のことをよく耳にするんですが」
もちろん、私も聞いたことがあります。
でも、そういう人間が珍しいからこそ、新聞もしょっちゅう書き立てるのです。
そんな記事を何度も目にしているうちに、金持ちが皆汚いことをしてお金を稼いでいるかのように思い込んでしまうのです。
お金を儲けることは、それが大金だったとしても、やましいことではけっしてありません。
私たち牧師は説教壇の上から貪欲を戒める説教をします。
それは皆さんご承知のとおりです。
貪欲はいけないと何度もくどくどと繰り返し、「不浄な金」という言葉を使ったりします。
それが行き過ぎてしまって、皆さんは説教壇に立つ牧師が金儲けを否定しているかのように思ってしまうのです。
ところがどうですか。
やがて説教が終わって献金用のかごが回されはじめると、私たち牧師は「献金が少ない」と皆さんに文句を言うのです。
言うこととやることが矛盾しているとはこのことです。
お金には力があります。
行き過ぎない程度にお金儲けに熱意を燃やしてしかるべきなのです。
お金を持っているほうが、よいことをたくさんできるからです。
お金があればこそ、聖書が印刷できます。
お金があればこそ、教会が建ちます。
お金があればこそ、教えを広めることができます。
お金があればこそ、牧師の給料が払えます。
あなた方がお金を払ってくれなければ、聖書も教会も牧師も存在すらできないのです。
正しいやり方でお金持ちになることは神聖な務めです。
敬虔(けんけん)であるためには貧しくあらねばならないと考えている人がいるなら、それはひどい誤りです。
お金は悪いものではありません。
良いも悪いも、その人の心のあり方によって決まるのです。
「この世の中にはお金よりも価値のあるものがあるとは思いませんか?」という質問をされることがあります。
思いますとも。
お金よりも大切なものはいくつもあります。
黄金よりも尊く重要なものはあります。
この世で最も重要なもの、それは愛です。
ところが、幸いなことに、愛を知る者はお金持ちでもあるのです。
お金には力があります。
お金は毒にもなれば薬にもなります。
よい人が使えば世の中の役に立ちます。
『富と幸福の探し方』パンローリング
お金は汚い、という考え方に毒されている人は多い。
しかし、お金そのものには何の罪もないし、お金そのものが悪さをすることもない。
お金が良いか悪いかは、すべて使う人の気持ち次第でどうなるか決まる。
大事なことは、使い方だ。
これは知識でも才能でも地位でも、何でも言えることだが、それを「どう使うか」だ。
使い方が悪ければ、名シェフが使う素晴らしい切れ味の包丁でさえ、凶器となってしまう。
良きものとなるか、悪しきものとなるか…
お金も道具も、それを使う人の心のありかた一つ。 |
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