2014.6.5 |
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イベントにしちゃう |
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所ジョージ氏の心に響く言葉より…
ちゃんと学校には行ってたんですよ。
でも、2年に進級するための必修科目を取ってなかったんです。
これでは、どんなに頑張ったって2年生にはなれない(笑)。
普通ならメゲるかもしれない。
落ち込むかもしれない。
でも、僕は違った。
イベントにしちゃったの(笑)。
これは、何かのきっかけだ、人生の転機だ、なんてね。
だって、出来事そのものが猛烈に面白いじゃない。
いろんなことで泣く人は、自分をいい位置に置いてるから泣いちゃうわけ。
もともと自分は愚かで、愚にもつかない人間だと思っていれば、笑えるのね。
もっと言うと、人はそもそも愚かだと思えばいい。
そうしたら、全部笑える。
立派な肩書持っている人だって、道端に落ちているゴミを見て見ぬフリしたりすることもある。
肩書がすべてじゃないんだから。
人間なんて、みーんな大したことないんだから。
だから、みんなが賛同することって、往々にして大したことじゃなかったりする。
両極端なことが面白いんだもん。
大人なのに小学校3年生みたいなことを言ったり、小学校3年生なのに大人みたいなことを言うところに、面白さがある。
たとえば、100メートルを10秒で走れるとして、全力で走っちゃったらそこまでじゃん。
10秒が精いっぱいの人は11秒にしとかなきゃダメなの。
あの人は11秒が限界だって思わせてといて、何かのときに10秒を出す。
そしたら、「え、なんなのこの人は」ってなるでしょ。
だから、僕なんか、浅〜く見られてて結構だもんね(笑)。
結局ね、自分の考えひとつなのよ。
人生をつまらなくしているのは、自分なの。
会社だって仕事だって同じ。
そして、お金がなければ楽しいことはできないと勝手に思い込んでる。
アンタはお金があるから言うんだと思う人もいるかもしれないけど、僕はお金がなくてもそう言うから。
だってそうだもん。
ゴミ捨てだって楽しいもん。
ベランダのプランターの土づくりひとつでも楽しめるもん。
不安になっても、いいことなんてない。
誰も近づかないから。
だから笑うこと。
不安でも堂々とする。
そして隣の人と比べない。
いつも自分だけを見つめる。
僕はデビューのころから、自分が世界でいちばん幸せだと思ってた。
給料が7万円だったときも幸せだった。
給料だと思えば安いけど、小遣いだと思えば7万円はすごいじゃん(笑)。
今は、スピーディな時代。
目の前にあるちょっとした幸せ感や生きている実感を、みんなが忘れてる。
大きな目標ばかりに目がいっている。
幸せや才能の芽は、そのへんにたくさん転がってるのに。
みんな見えてないだけなんだよ。
「便利だから楽しいんじゃない。
不便さの中にこそ、幸せはある」
『プロ論。情熱探訪編』徳間文庫
不便さを楽しんだり、つまらない出来事を面白がったりできる人は、それだけで魅力的だ。
誰もが不平不満をいうような状況でも、それを笑いに変えることができるからだ。
すぐにキリキリして、怒ったり、他人を非難する人は好かれない。
どんなことも面白がって楽しんでしまうような、余裕のある人が好かれる。
嫌なことも、めげることも、つまらないことも、それをイベントにしてしまえば、自分で面白がって楽しむことができる。
「誕生会」「運動会」「お花見」「ワールドカップ観戦」「ワイン会」「バーベキュー大会」と同じようなイベントに格上げする。
目の前に転がっている日常を、面白がって楽しみたい。 |
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