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2014.6.22

感謝日記


脳科学者・医学博士、岩崎一郎氏の心に響く言葉より…

カリフォルニア大学デイヴィス校のエモンズ博士らによる面白い研究があります。

192人の学生さんたちに日記をつけてもらう実験です。

まずは、192人を3つのグループに分けます。

グループ1の学生さんには、「大きいことでも小さいことでも感謝できることを見つけて、それを日記に書いてください」と指示を与えます。

グループ2の学生さんには、「人生には嫌なこと、イライラすることがあります。それを毎日思い出して、日記に書いてください」と指示します。

グループ3の学生さんには、「毎日の出来事を日記につけてください」と指示します。

こうして10週間、日記をつけてもらうのですが、それぞれのグループの学生さんには、「心の状態(感情)」「身体の状態」「人間関係」について日記と並行して記録してもらいます。

さて、10週間後には何が起こっていたでしょうか?

「感謝日記」をつけたグループ1の学生さんは、グループ2とグループ3よりも身体の調子が良くなり、エネルギーが湧いてくる感覚が持てるようになったとのことです。

具体的には、朝の目覚めが良くなり、運動する時間が増え、人間関係が良くなったという研究結果が出ています。

感謝日記をつけることで、なんと脳機能を高めると同時に「人間関係」と「運動」も連動して変わっていったのです。

このように「感謝」するということは、実は人に大きな影響を与えることがわかってきています。

「感謝」することは大切だといわれますが、どうもきれいごとでは済まされない何かがあるようです。

人間の行動の90%が習慣によって動いているので、一つでも習慣を変えられれば、大きな変化への1歩を踏み出したといえるのです。

習慣を変えようと新しいことを始めるときには、なかなか変化を感じないかと思いますが、脳の中では短いスパンで大きな変化が起こっているのです。

そこを普段から意識されるだけでも、新しい習慣を身につけやすくなるのではないかと思います。

『何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ』クロスメディア・パブリッシング


どんなに最悪だと思えるような局面でも、そこによい面や明るい局面を見つけることができる人がいる。

松下幸之助翁のような人だ。

松下翁は、自分は「貧乏」で「病弱」で「学歴がなかった」から成功できた、と言っている。

貧乏だったから、ハングリーになれたし、病弱だったら人の助けを借りることの大事さを知り、学歴がなかったら自分より頭のよい人の話をよく聞き、教えてもらうことができた、と。

毎日の仕事や生活の中に、喜びや感謝することを探し出せる人もいれば、嫌なことやイライラすることだけしか見ない人もいる。

モノの見方はクセのようなもの。

その習慣がその人の人生をつくりだす。

感謝日記で人生は好転する。


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