2014.6.16 |
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シンプルに伝える |
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『ひらめきスイッチ大全』の中から、心に響く言葉より…
どんなに良いと思ったアイデアや企画であっても、実現するためには、周囲の人にもそう思ってもらわなければなりません。
アイデアを思いついたときの胸の高鳴りやワクワクを、共有してもらうためにプレゼンする必要があるのです。
でも、これがなかなか難しい。
クリエイティブディレクターの箭内道彦さん、広告代理店に勤めていた頃、先輩から「電話で伝えられない企画はダメ」「割り箸の袋の裏に書いてできないプレゼンはダメ」と言われていたそうです。
両者に共通して言えることは、こういうことではないでしょうか。
「ワクワクやドキドキをシンプルに伝えられるのは良い企画」
「そうでない企画は、何枚企画書を書こうと伝わらない」
アイデアや企画を思いついたら、シンプルに、例えばそれを一行で表現してみるといいかもしれません。
それで魅力的なら合格。
あまりピンとこなければ不合格。
そんな判断基準を設けるのです。
なお、ピンとこなかったものも、どんな言葉を加えれば魅力的になるか、再度考えてみましょう。
そうすれば「あと一歩」というアイデアに対して、自分で足りない要素を見つけ出し、より良いアイデアにすることができるはずです。
『ひらめきスイッチ大全』サンクチュアリ出版
「集中することとシンプルであることは私の信念である。
シンプルであることは複雑であることよりも難しい。
思考を整理しシンプルになるまで考えぬかなければならない。
しかしそれにはものすごい価値がある。
もしそれを達成することができれば、山をも動かせる」
と語ったのは、スティーブ・ジョブズ。
スピーチにしても文章にしても、プレゼンにしても、相手に伝わらなければないのと一緒。
相手に伝わるには、内容が、シンプルで、簡単明瞭(めいりょう)、わかりやすくなければならない。
そのためには、中身をどこまでそぎ落とすことができるか、だ。
説明すればするほど伝わらなくなる。
長々とした挨拶やスピーチほど、まわりを白けさせるものはない。
どんなことも、簡単明瞭、シンプルに伝えられる人でありたい。 |
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