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2014.3.15

自分が選択している


青木仁志氏の心に響く言葉より…

いままでに31万人以上の方々とご縁を結ぶことのできた私の研修は、恩師でもあるアメリカの精神科医である、ウイリアム・グラッサー博士の提唱する「選択理論心理学」をベースとしています。

今まで一般的に使われてきた心理学とまったく異なるのは、「私たちは自分の思考と行為、そして感情や生理反応までも自らが選択している」という点です。

グラッサー博士によれば、「常識に反するようであるが、みじめさは自らの選択である」ということなのです。

ですから、決して「他人が私たちを落ち込ませたり、不幸にしたりするわけではない」ということになります。

たとえば、あたたが好きな人に振られて落ち込んだとします。

そのとき、好きな人があなたを落ち込ませようとしたわけではありませんね。

振られてしまったことで、「自分には魅力がない」と勝手に思い込み、落ち込んだわけです。

つまり、あなた自身が「落ち込む」「落ち込まない」という選択肢の中から「落ち込む」という行動を「選択」しているのです。

逆に、振られても、平気で次の人にアタックする人もいます。

ですから、人間関係において、私たちを傷つけるのは他人ではなく、他ならぬ私たち自身なのです。

相手から受け取った言葉や態度が私たちを傷つけるのではなく、「私たちが」無意識のうちにその言動に意味を与えて自分を責めたり、批判したりしてしまうのです。

相手の何気ないひと言にカチンときた経験は、誰でもあると思います。

そこで鼻息荒く反論するのも、お互いに無用な怒りを生まないよう巧みなユーモアで返すのも、すべては私たち自身の選択しだいなのです。

『「うまくいかないあの人」とみるみる人間関係がよくなる本』アチーブメント出版


「落ち込んだり」「嫌な気分になったり」「怒ったり」するのは、すべて自分がそれを選んでいる。

相手が落ち込ませたり、嫌な気分にさせたり、怒らせたりしているのではない。

同じことを言われても、いつも上機嫌でいられる人もいるからだ。

だから、人が機嫌を取ってくれるのを待っているのではなく、自分の機嫌は自分でさっさと取ること。

そうは言っても、他人の何気ない言動にすぐに反応してしまうのが人間だ。

カチンときてしまったとき、例えば、自分から幽体離脱(ゆうたいりだつ)してみて、上の方から自分をじっとながめてみる。

「ああ、怒ることを選択した自分がいる」、と。

冷静になれば少しは余裕が出てくる。

そうなれば、「ここで、ニッコリと笑顔で切り返すにはどうするか」、と考えることもできる。

どんなときも、笑顔で返すことのできる人でありたい。


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