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2014.2.27

すべては必要なこと


森信三氏の心に響く言葉より…

そもそも最善観という言葉は訳語でありまして、西洋の言葉では、オプティミズムという言葉がこれに相当しましょう。

通例では、これを「楽天観」とか「楽天主義」と訳するのが普通ですが、哲学のほうでは、これを「最善観」というのが普通になっています。

元来この言葉は、ライプニッツという哲学者のとなえた説であって、つまり神はこの世界を最善につくり給うたというのです。

すなわち神はこの考え得るあらゆる世界のうちで、最上のプランによって作られたのがこの世界だというわけです。

したがってこの世における色々のよからぬこと、また思わしからざることも、畢竟(ひっきょう)するに神の全知の眼から見れば、それぞれにそこに意味があると言えるわけです。

わが身にふりかかる一切の出来事は、その一つひとつが、神の思し召しであるという宗教的な言い表し方をしても、何ら差し支えないわけです。

すなわち、いやしくもわが身の上に起こる事柄は、そのすべてが、この私にとって絶対必要であると共に、またこの私にとっては、最善なはずだというわけです。

それ故われわれは、それに対して一切これを拒まず、一切これを却(しりぞ)けず、素直にその一切を受け入れて、そこに隠されている神の意志を読み取らねばならぬわけです。

したがってそれはまた、自己に与えられた全運命を感謝して受け取って、天を恨まず人を咎(とが)めず、否、恨んだり咎めないばかりか、楽天知名、すなわち天命を楽しむという境涯です。

私には、人間の真の生活態度は、どうしてもこの外にはないように思われるのです。

われわれ人間は、自分が順調に日を送っている間は、とかく調子に乗って、人の情とか他人の苦しみなどというようなことには、気付きにくいものです。

順調ということは、表面上からはいかにも結構なようですが、実はそれだけ人間が、お目出たくなりつつあるわけです。

すると表面のプラスに対して、裏面にはちゃんとマイナスがくっついているという始末です。

要は人生の事すべてプラスがあれば必ずマイナスがあり、表にマイナスが出れば、裏はプラスがあるというわけです。

表面不幸なものは、その底に深き真実を与えられつつあることに気付かないで、いたずらに嘆き悲しみ、果ては自暴自棄にもなるのです。

『運命を創る』致知出版社


この世に起こることはすべて、必然、必要なことと思えたとき、あらゆることに感謝することができる。

喜びも悲しみも、成功も失敗も、幸運も不運も、すべて自分の人生にとって必要なこと。

「おめでたい人」とは、おひとよしで、見通しが甘くて、楽観的すぎる人。

人生は、根本的には楽観的に生きなければいけないが、単なるおひとよしの楽観主義だと、だまされたり、してやられたりしてしまう。

厳しさやしたたかさを持った楽天主義の人でありたい。


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