2014.2.26 |
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感謝は返謝してこそ完成する |
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北川八郎氏の心に響く言葉より…
あらゆる場面で大切なことは、平凡ですが感謝ということです。
この感謝の気持ちの大切さは、裕福な時はなかなかわからないものです。
例えば絹の布団で寝たり、羽毛の布団で寝たり、暖房の効いている部屋で寝ていると、外の寒さがわらないのと同じです。
子供たちが裕福な環境で育ち、次から次へとチャンスや物を与え続けられていると周囲に感謝する大切さがわからなくなるんです。
感謝にはもう一つ大切な意味があります。
それは、ありがたいと思うだけではなくて、その気持ちを今度は人に返していくことによって、感謝の心は完成するものなのです。
だから「ありがたい、ありがたい、ああ、ありがたい」と言って、いつも人からもらってばかりではだめです。
感謝し、本当にありがたいと思ったらその感謝の気持ちを、何らかの形で社会に還元することが大切です。
同じ人に返さなくてもいいけれども、世間に必ず返すということです。
「感謝は返謝してこそ完成する」のです。
返謝のない感謝は、ただもらうだけの人生になる。
いつももらうことを目指してしまう。
そしてもらえないと目じりがつり上がる人になってしまう。
人に与えるということは、人から返ってくることでもあるのです。
ただ、そのことを期待しなさいというのでは決してないけれども、人は与えられたら必ず返そうとする気持ちを持っています。
どんなものでも自分がいる分だけ少しもらって、あとはどんどん人に返してあげるといい。
とにかく荷物を少なくするのです。
良きこともためないで、わかち合う心を養うのです。
『繁栄の法則』致知出版社
誰かに、心の底から感謝したいと思うなら、何らかのかたちでそれをお返しをしようと思うのが人情だ。
それは、物やお金でなくても、心のこもったお礼の言葉や手紙でもいい。
もらいっぱなしの人生はあまりにむなしい。
逆に言えば、一つも与えることなしに、もらいっぱなしで人生を生き抜いた、という人を知らない。
「感謝は返謝してこそ完成する」
感謝と返謝多き人生でありたい。 |
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