2014.2.22 |
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相手のいいところを見つける |
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心理カウンセラー、植西聡氏の心に響く言葉より…
「相手を肯定する」ということは、別の言い方をすると、「相手のいいところを見つける」ということです。
そして、相手のいいところを見つけたときに、口から出てくるのが「ほめ言葉」です。
「ほめ言葉」というと、「いいですね」「ステキですね」「スゴいですね」「センスがいいですね」といったもので、言われた側はとてもいい気分になるものばかりです。
ですから、日常生活でほめ言葉を上手に使える人は、周りの人に好かれます。
しかし、日本人はほめるのが苦手な人が多いようです。
ほめるというのは、そんなに大げさなことではありません。
もっと気軽に考えればいいのです。
アメリカに住んでいたある男性の話では、アメリカ人というのは、ほめ上手な人が多く、あいさつ代わりに人をほめる習慣があるといいます。
たとえば、その男性の服装が好みだったら、
「そのTシャツのデザインいいね。僕は好きだよ」
といった具合です。
友達同士だけではなく、初めて会った人にも平気で声をかけるそうです。
ちなみにその男性はレストランで働いていたのですが、制服のネクタイの形を変えるたびに、お客さんから
「今日のネクタイもかっこいいね!」と何回か声をかけられたそうです。
おかげで、ほめてくれるお客さんとはすぐに仲良くなることができたといいます。
このように、ほめ言葉はさりげない一言を、いつも通りの雰囲気で伝えればいいのです。
ほめられて悪い気になる人はいません。
ほめたことがキッカケで、新たな絆が生まれるチャンスがグッと増えるのです。
『切れない絆をつくる たった1つの習慣』青春出版
ほめるのが苦手な人は、その場にいない人をほめる「陰ほめ」から始めるといい。
同時に、「○○さんがあなたのことをほめていたよ」と伝えることも必要だ。
また、『ほめ上手』な人は、『ほめられ上手』で、『求め上手』な人。
『ほめられ上手』な人は、誰かにほめられた時、うれしそうに、「ありがとう」とほめ言葉をキチンと受け取る。
反対に、ほめられた時に、「お世辞いわないで!」などと苦虫をかみつぶしたような顔をして言うような人をほめる人はいない。
『求め上手』な人は、自分がほめてもらいたいときに、明るく、しかも嫌みなく、自分を「ほめて」と求めることができる人。
「ねえ、このネクタイどう?」とさりげなく求める。
「ほめ上手」「ほめられ上手」「求め上手」。
ほめられれば誰もが元気が出る。
どんなときも、相手のいいところを見つけられる人でありたい。 |
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