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2014.1.21

ドリフトを楽しむ

本田直之氏の心に響く言葉より…

スタンフォード大学、クランボルツ教授のキャリア理論によれば、

「偶然の出来事や出会い。

それを自分の可能性を広げるチャンスとして活かすことが重要だ」

という。

なぜならキャリアの約8割は、予想されなかった偶発的な出来事によって形成されるものだからだそうだ。

つまり「偶然の出会い」をどれだけ多く経験できるか。

その数を増やせば増やすほど、人生や仕事が面白くなっていく確率が上がる。

想定外の誘いを受けたら、あまり深く考えずに流されてみよう。

そのまま流されていく感覚を、僕は「ドリフトを楽しむ」と呼んでいる。

なにが起こるかわからない場所に身を投じることで、やりたいと夢にも思わなかったようなことが、自分のキャリアとして加わることがある。

「合わないと思ったらただちにやめればいい。

合わないと確認できただけでも、流されてみた価値はある」

『思考をやわらかくする授業』サンクチュアリ出版


自然学者ヘラクレイトスは、「万物は流転する」と言った。

つまり、すべての物事は変化する、ということ。

好むと好まざるとに関わらず、変わり続けなければ、会社も個人も生き残ってはいけない。

「頼まれごとを引き受ける」、「人の誘いに乗る」というような、一見すると「人頼り」に見えるようなことを続けることで自ら変化していく、という生き方がある。

運も、チャンスも、幸運も、そして偶然も、人が運んできてくれるものだからだ。

「人には添(そ)うて見よ 馬には乗って見よ」

何事も、経験してみなければ分からない。

「ドリフトを楽しむ」

偶然の出来事を楽しめる人でありたい。



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