2014.1.11 |
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入念な準備
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サンリオ常務取締役、鳩山玲人氏の心に響く言葉より…
仕事で結果を出すためには、入念な準備が必要です。
「ほかの人にはできないことをやってのける人」「仕事でどんどん成果を上げていく人」というのは、実は人から見えないところで、できないことをできるようにするために、あるいはここぞという場面で望ましい対応がとれるようにするために、徹底的な準備をしているのだと思います。
「結果を出す人」「結果を出せない人」は、能力の優劣ではなく、どれだけ準備をしたかによって差がついているのだといってもいいでしょう。
自分の仕事に必要な情報、結果を出すための事前準備として学んでおくべきことというのは、実は目の前にたくさんあるのだと思います。
ところが多くの人は、情報が目の前にあって、いつでも目を通せる状況にあるのに「必要になったら調べよう」「そのうち時間をかけて勉強しよう」というように後回しにしてしまいがちです。
「夜中に会社に残って資料を読んでいた」というと、「残業してまで勉強するのか」と思う方もいるかもしれません。
しかし、当時の私には「残業している」という意識はなく、また残業を申請するわけでもなく、趣味のような感覚で楽しんでいました。
それは、人より一歩でも二歩でも先に進んでいくために必要な準備であって、私にとって未知の資料を読んで新しい知識を得る時間はとても楽しいものだったからです。
会社で働くことを「自分の意に反して労働し、対価としてお金を得ることだ」と考えている人は、会社にいる時間を「拘束」と感じるでしょう。
社会人になると、こうした考え方にとらわれる人が少なくないように思います。
しかし、ここで学生時代の勉強やクラブ活動のことを思い出してください。
何らかの結果を出すためには、時間を費やして足腰を鍛える準備が必要なものです。
そして、そのために努力した時間を「拘束されている」と思ったことはないかったはずです。
それどころか、自分の基礎力が高まっていくことに喜びを感じていたことでしょう。
仕事にも同じような考え方で主体的にとり組めば、「準備」はあなたにとって楽しく、やりがいのあるものになるはずです。
傍(はた)から見て、飄々(ひょうひょう)として結果を出しているように見える人に対し、「あいつは運がいいから」などと言う人がいますが、「準備」なしでうまくいっている人はいないと私は思っています。
『桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか』幻冬舎
「人生において必ず幸運が訪れます。その幸運を逃さないように準備することが大切」
女優で歌手のジュリー・アンドリュースの言葉だ。
準備をしていない人には、チャンスは見えず、目の前を通り過ぎてしまう。
スポーツでも、学業でも、事業でも、コツコツと地道な努力という「準備」を重ねること以外に、成功する道はない。
「仕事で結果を出すためには、入念な準備が必要」
結果には必ず原因がある、ということ。
チャンスをつかむため、コツコツと入念な準備を重ねたい。 |
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