2014.1.2 |
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ひとりごと
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小林正観さんの心に響く言葉より…
家に帰ったら、深いため息をついて、家族の顔を見ないで天井を見ながら、
「あー、私の人生ってものすごくラッキーかもしれない」
とひとりごとを言ってみて下さい。
本人に向って言うと、潜在意識にしかとどきませんから、ひとりごとを聞かせるのです。
実は「ひとりごと」というのは、周囲の人間の潜在意識に働きかけます。
そして、「私の人生はすごく幸せ」という言葉を周囲の人々が聞くと、その幸せな人生の大部分を一緒に過ごしてきたのだから、間接的に、「あなたがたのおかげです」というメッセージとして、(人間の脳の85%を占める)潜在意識に届くわけです。
そして、その言葉は、聞いた人の体をポッポッと温かくする。
潜在意識に働きかけられたほうが、はるかに体に反応がきます。
その言葉を聞くたびに幸せを感じる。
そして、この人のこの言葉を聞いていると、心地よくなって体が元気になって活性化するので、この人のそばに居たいと思い、この人のためにいろんな事をしてあげたいという気になります。
この人の味方になろうと思う。
逆に、天井を見ながら、
「あー、私の人生って最悪」
と言ったとします。
これを聞いた周囲の人たちは、体の細胞がシュンとする。
だって“最悪”な人生の大部分を一緒に歩んできたのだから。
「この最悪な人生はあなたたちのせいなのよ」と言われているのと同じです。
その言葉を何度も聞いていると、なんとなく体が重くなってくるのでもう聞きたくないと思う。
なるべくこの人のそばに居たくないのでそそくさと部屋から出て行くようになり、遠ざかるようになる。
そしてこの人の敵にまわるようになります。
いくらやってあげたってわかっていないんだから、こんな人に何をやってあげてもだめだよねって思ってしまうわけです。
交友関係にも同じことがいえます。
喫茶店でお茶を飲みながら友人たちとおしゃべりをしているときに、「ツイてない」ということばかり言っていると、そのような好ましくない日々、出来の悪い人生を、友人として一緒にやってきたということを間接的に言われた友人たちは、だんだんと離れていきます。
残るのは暗い人ばかり。
そういう暗い人たちだけで集まって、世界や政治のいろいろな暗い部分の話で盛り上がるのです。
肯定的で喜びの言葉を言っている人は、その言葉を聞いた人を全部味方にすることができます。
と同時に、その言葉を聞いた神仏・守護霊という四次元の方々も、味方にすることができる。
さらに、人から言われた言葉より、自分で言った言葉の方が、自分の体に2倍の影響を与えます。
ゆえに、自分のために、「愛してます」「ありがとう」の言葉をなるべくたくさん言ったほうがいいのです。
夜、寝ている夫の耳元で悪態をついていると夫の体は弱っていきますが、その倍の早さで自分の体が弱っていきます。
そんなことをするよりは、夫が起きているときにはなかなか言えないような「愛しています」「すてき」「ありがとう」という言葉を、夫が寝静まってからこっそり言っていると、夫はだんだん元気になり、何よりも自分が最も元気になって得をすることになるのです。
『究極の損得勘定』宝来社
自分の口に一番近いところにあるのは、人の耳ではなく、自分の耳。
自分が言った言葉は、自分が一番先に聞き、一番多く聞いている。
だから、人の悪口を言ったり、非難したりしているつもりでも、それは自分を攻撃していることになってしまう。
口ぐせや、ひとりごとは自分へのメッセージ。
明るくて、ポジティブで、幸せで、感謝にみちあふれた良き言葉を使いたい。 |
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