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2013.12.2

ベストをつくす人

矢沢永吉氏の心に響く話より…

矢沢永吉がある年の全国ツアーを行なった際、そのツアーを取り仕切るイベンターに対して、ひとつだけ条件を出した。

「ツアーのためならヤザワ、なんでもやるよ。

ただ、ライブの後に必ずシャワーを浴びられるようにしてくれよ」

矢沢はライブで完全燃焼するため、大量に汗をかく。

だからコンサートが終わったらすぐにすっきりとした気分で、オフの自分に戻るというのを常に心がけていた。

ある地方都市のライブでのこと。

イベンターが会場に着いてみると、なんとそのホールにはシャワールームがない。

スタッフは慌てた。

ライブの時間も迫っているし、お客さんも集まり始めている。

まさか今から会場の変更などできっこない。

矢沢さんと交わしたたったひとつの約束、それを守れなかった。

イベンターはそんな自分に腹が立った。

そして何か替わりになるものはないかと町中を探し回った。

やっと手に入ったのは、子供が使うような簡易のシャワーセットであった。

とりあえず、コンサートの後ではなく、始まる前に謝罪しなければ。

もしそれで矢沢さんが怒ってライブが取りやめになってしまったら、とにかくすべての責任は自分でとるしかない。

イベンターは手違いでシャワールームが用意できなかったことを謝罪し、「こんなものしか用意できませんでした」と簡易シャワーを見せた。

「すべては僕のミスです。自分の責任です」と言って頭を上げることができなかった。

矢沢は「ヘイ、マネージャー」とそばにいるスタッフに声をかけた。

(このまま帰ってしまうのでは)そうイベンターが覚悟した瞬間、なんと矢沢は、

「これからこのイベンターが持ってくる仕事、ヤザワすべて引き受けますから」と言い残すと、颯爽とステージに向っていた。

自分のミスを潔く認め、自分にできる最大限のことでつぐなおうとしたイベンター、彼の持ってくる仕事なら間違いはないだろうという意味だったそうだ。

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人はときに、取り返しのつかないような大失敗をしてしまうことがある。

しかし大事なことは、失敗してしまったという事実より、失敗をしたあとの態度や行動だ。

最悪な状況になったとき、そこで投げ出すのか、最後まであきらめずにあらんかぎりの力でベストをつくすのか。

大失敗したとき、すべては自分の責任と、人や環境のせいにせず、自分のこととして受け止める誠実な人には、必ず絶大な信頼が集まる。

どんなときも投げ出さずに、常にベストをつくす人でありたい。



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