2013.11.24 |
|
良寛さんの愛語
|
|
新井満氏の心に響く言葉より…
愛語、というものがあります。
相手をやさしく思いやる言葉
という意味です
ところで愛語とは
どこから生まれてくるのでしょう
それは
相手をやさしく思いやる心
言わば愛心から
生まれてきます
まずは、心があって
次ぎにその心から、言葉が
生まれてくるというわけです
決してその逆はありません
善いことをした人がいたら
すすんで誉めてあげましょう
「よくやったねえ!」
「すばらしいねえ!」
これも愛語です
善いことに恵まれた人がいたら
すすんで祝福してあげましょう
「おめでとう!」
「よかったねえ!」
これも愛語です
別れぎわに
「ごきげんよう」
あるいは
「どうかお大事に…」
そんな言葉をかけてくれる人もいます
これらもまた
愛心から生まれた愛語でしょうね
「お気をつけて」
あるいは
「どうかお達者で…」
『良寛さんの愛語』考古堂
『愛語』の作者は、実は良寛さんではなく道元禅師で、『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の中にある。
道元禅師を師と仰(あお)いでいた良寛さんが書き写したのが、今に伝わる「良寛さんの愛語」だ。
(以上、同書より)
「愛語よく回天の力あり」(道元禅師)
愛語は、困難な状況や難しい局面を、ひっくり返す力を持っている、ということ。
ネガティブな言葉、ののしりや悪意の言葉には、一瞬にして状況を悪化させる力がある。
愛語は人の気持ちをほっこりとさせる。 |
|
|