2013.10.28 |
|
敵にするか味方にするか
|
|
小林正観さんの心に響く言葉より…
地球さんと宇宙さんと、喫茶店で一緒にお茶を飲んでいるとしましょう。
そのとき、二人に向ってこう言ったとします。
「私は、あなたのやることがすべて気に入らない、頭にきてしょうがない」
すると、地球さんも宇宙さんも、「はい、わかりました」と言ってもう二度とあなたの前には現れないでしょう。
反対に、
「私は、あなたの方のやることすべてうれしくて、幸せで、楽しくてありがたいことばかりです。これからもよろしくお願いします」
と言ったとします。
すると、地球さんも宇宙さんも、「はい、わかりました。これからもよろしく」と言うでしょう。
世の中には、地球さんと宇宙さんを目の前にして悪口を言い続け、この二人を敵に回してしまう人がいます。
反対に、「あなた方のやることが大好きです」と言っていると、地球と宇宙は味方になってくれます。
それが法則です。
地球と宇宙は、味方になってくれなくても敵対的なことはしません。
ただ味方をしないとなると、その人の人生はすべて独りの力でやっていかなければならないことになります。
一方、地球と宇宙を味方につけた人は、ありとあらゆることが、すごく簡単にスムーズに流れるようになります。
ですから、否定的な言葉をいっさい言わないようにすることです。
不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句をやめ、口から出てくる言葉が常に、うれしい、楽しい、幸せ、大好き、愛してる、ありがとう、ついてる、といった肯定的なものであれば、それは地球と宇宙を味方にすることになります。
四次元的な存在(仮に神とか地球とか宇宙と呼んでいますが)を味方につける方法は、三次元の世界において私たちの周りの友人、知人、家族を味方につける方法と同じです。
つまり、二つの次元にまたがって、方法論は一つ。
共通しているのです。
地球と宇宙を味方につけるためには、「自分の思いどおりの現象が100点満点になっていないじゃないか」と文句を言うのではなく、80点の現象があるのなら、その80点に、手を合わせて感謝すること。
ある歌手が、コンサートの直前に客席を見て、空席があることに腹を立てて帰ったことがあったそうです。
当然、コンサートは中止。
3000人ほどの規模の会場で2500人ほど入っていたそうですから、充分にお客さんは集まっていたと思います。
ただ、空席があったからそれが気に入らないというので、来てくれた人に対して自分の腹立たしさをぶつけるのは、実は本人が考えている以上に損です。
そういうことをしていると、そのうち誰からも信用されなくなります。
興行主から見ると、もうそんな危険のある人には次から頼まないようにしようと思うに違いありません。
目の前に起きている現象に対して感謝ができ、喜びを見い出すことができ、そこに幸せを感じられるようになると、自分自身がラクで楽しい、ということです。
なおかつ、地球と宇宙が味方になってくれます。
『神さまに好かれる話』五月書房
松下幸之助翁は、面接のときに必ず、「あなたは運がいい方でしたか?それとも運が悪い方でしたか?」という質問をしたそうだ。
「運がよかった」と言った人は採用。
運がいいという人は、自分だけの力ではなく、いつもまわりに助けられてきたという、「感謝」の気持ちがある。
つまり、「感謝の心」があるかどうかを見ていた、ということ。
会う人会う人を敵にするか、会う人会う人を味方にするかで人生は大きく違ってくる。
味方が多い人は、感謝の多い人。
敵が多い人は、不平不満、愚痴や文句の多い人。
どんな状況になろうと、そこに感謝の種を見出せる人でありたい。 |
|
|