2013.10.22 |
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魔法のおまじない言葉
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保坂隆氏の心に響く言葉より…
その言葉を口にするだけで、なんとなく元気が出てくる“おまじない”の言葉を持っている人は強い。
その言葉にはいろいろなバージョンが考えられるが、自分にいちばんしっくりくる言葉を選び、自分だけのおまじないにするといい。
売れない作家というと叱られてしまうが、Mさんは、いつか文学賞を受賞することを夢見ながら、現在は小さな雑誌に少女小説を書いている。
原稿料が安いので何本も書かなければ生活が成り立たず、締め切りが重なったときなど、睡眠時間も満足に確保できず、本当につらい思いをしているようだ。
そんな自分を励まそうと、デスクの前に、「どんな仕事もいつかは終わる!」と大きく書いた紙を貼っている。
おまじない言葉の候補をいくつか紹介しておこう。
「明けない夜はない」
「日の出前がいちばん暗い」
「明日はまた新しい日が昇る」
「人生、なんとかなるもんだ」
「最後に笑えば、それでいい」
「人は人、自分は自分。マイペースで進めばいい」
とっておきのおまじないは、「絶対、なんとかなる」と百回唱えることだ。
『プチ楽天家になる方法』PHP文庫
松下幸之助氏が採用試験の面接で人を選ぶ際は、「運のよさそうな人、愛嬌のいい人、辛抱に耐えられそうな人」の三つを基準にしたそうだ。
そして幸之助氏自身も、「私は運がいい」と毎日20回唱えていたという。
「田中真澄の88話」(ぱるす出版)より
自分を元気にする「魔法のおまじない言葉」を持っている人は、かなりのピンチも乗り越えることができる。
唱えていれば、知らずに自信と勇気が湧いてくるからだ。
自分専用の「魔法のおまじない言葉」を見つけたい。 |
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