2013.10.18 |
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楽しい予言
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小林正観氏の心に響く言葉より…
皆さんが、もしどこかの霊媒師(れいばいし)や霊能師という人から「○○をしないと何年後に死ぬ」とか「大病する」とか「交通事故に遭うぞ」というような楽しくない予言を受けたら、その瞬間にニッと笑って帰ってきてください。
たとえば「500万払ってお祓(はら)いをしないと交通事故に遭うぞ」と、ある占い師が言ったとすると、その瞬間からこの占い師は自分の信用のために「この人が交通事故に遭ってほしい」と祈り始めています。
このように、悪しき予言をし、さらに自分の信用のために悪しき予言が実現してほしいと思い始めた瞬間、その人は自分では気がついていないけれども悪魔に魂を売ってしまっているのです。
それとは逆に、自分が聞いて楽しくて仕方がない、心が踊り細胞が活性化するような予言をしてくれる人がいたら、その人の予言は聞いたほうがいいでしょう。
その人は元気になるような予言をしてくれたのだから、聖なる側にいる可能性が高いのです。
では、これから私が皆さんを聖なる側の人にしてさしあげますね。
お友達でも誰でも構いません。
その人と握手をしながら、にっこり笑って「今度あなたとお会いするとき、あなたは若くてきれいになっていますよ」という予言をしてください。
そういう予言をしたら、「自分の信用のためにそれが実現してもらわなくてはいけない」というふうに、あなたは祈り始めます。
このような良い予言が実現しますようにと祈るというのは、あなたが聖なる側の一人になったということなのです。
この予言の練習をしてみるとちょっとわかると思うのですが、自分の近くにいる人で、そういうふうに楽しいことを言ってくれる人がいたら自分で元気になるでしょう。
要するに嫌な予言ではなくて、楽しい予言をしてくれる人は、良い友人であるということです。
そういう基準で友人を選んでいって、自分もそういうふうに選ばれるように、自分の口から発する言葉をちゃんとコントロールしていくと、あなたはどんどん元気になっていきます。
友達はそういうふうに選ぶものなのですよ。
『宇宙を味方にする方程式』致知出版社
聞いていると、どんどん元気がなくなり、暗くなってしまうという、いわゆる人の気やパワーを奪ってしまう人がいる。
言葉に相手を思いやる、やさしさや愛という、「愛語」がないからだ。
何割かの高い確率で当たる優れた占い師もこの世にはいるとは思うが、その人とて100%当たるという保証はない。
だからこそ、それがほんの数%であっても、良い面をだけを見てポジティブな予言をする人は本物だ。
予言は、人を絶望の底に落とすこともできるし、反対に希望や勇気を持たせてくれることもあるからだ。
占いに限らず、いい面か悪い面か、どちらの面を見て話をするのかは、その人の生き方に大きく関係する。
明るい面、楽しい面、美しい面、優れた面、良い面、少しでも可能性のある面…
「美点凝視(びてんぎょうし)」
どんなときも美点を凝視し、人を元気に明るくする人でありたい。 |
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