2013.9.18 |
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短所もまた才能である
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感動プロデューサー、平野秀典氏の心に響く言葉より…
映画監督のロイ・ロンドンは言いました。
「長所だけが才能ではなく、短所もまた才能である。
他人と違う面、なじまない面こそ、自分をユニークにするもの。
世にささげるべき真の才能である」
才能が長所の形だけで現れないということが、自分自身の個性をわかりにくくしているのですね。
才能の種とは、ユニークさの発見であり、それが開花へのステップなのです。
変化の激しい世の中では、まともな人よりも、変わり者の方が役に立ちます。
TOKYO FMのラジオ番組に出演したときのこと。
パーソナリティをされていた水上浩一さんは、普段は大学や企業で講演やコンサルティングをする優秀な経営者です。
そんな彼も、成功するまは、大学の入試に失敗したり、事業では資金繰りに失敗するなど散々な人生を歩いていたそうです。
成功へのきっかけになったのは、あるセミナーに参加して「売るものは自分しかない」と気付き、自分のブランドはなんだろうと自問したことだったと言います。
「自分の人生を振り返ってみたら、そういえば、これまでずっと人から教えてもらい続けてきたということを思い出しました。
もしかすると、それは短所ではなく、私の長所なのではないかという発見をした瞬間から、人生が変わってきました」
教わり続けた自分→ 教わるのはうまい? → 教わり方というノウハウがある! → 教わる技術
というキャッチフレーズにたどり着いて、『教わる技術』や『仕事は聞け!できる人は教わり上手』というタイトルの本を出版することができ、ユニークなセルフブランドが確立していったそうです。
長所は、よく表現された個性。
短所は、まだ表現されていない個性。
「開花」は「開我」から始まります。
「開我」とは、自分の内面に抱える様々なキャラクターにスポットライトを当ててあげて、自己表現の可能性を、外に開いてあげることです。
開花されるために開我する能力を、私は「役者力」と呼んでいます。
『人を幸せにする話し方』実業之日本社
松下幸之助翁は、こう語る。
「長所も短所も天与の個性、持ち味の一面。 うぬぼれず嘆かず大らかにそれらを活かす道を考えたい」
短所を長所に言い換えてくれる、「ネガポ辞典」というのがある。
それによると、「愛想が悪い」は、「媚を売らない」、「他人に流されない」となる。
あるいは、「諦めが早い」は、「切り替えが早い」。
また、「頭が堅い」は、「自分をしっかり持っている」、「芯が強い」。
自分の短所を見直してみると、人からみれば意外にそれが長所だったりする。
「長所も短所も持ち味の一つ」
長所も短所も、大らかに活かしたい。 |
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