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2013.9.6

誕生日というのは

志賀内康弘氏の心に響く言葉より…

私の友人の女性のお母さんは、たいへん面倒見の良い人で、困った人がいると放っておけない性分でした。

その人柄を頼って、いつも家には親戚や友人などが泊まっていたそうです。

ある日のこと、彼女の家に母親の知人であるカナダ人一家が泊まりに来ていました。

お母さんは彼女に、「このカナダ人一家を東京観光に連れて行ってあげなさい」と言いました。

その日は彼女の15歳の誕生日でした。

彼女は朝からワクワクしていました。

「お母さんは何をプレゼントしてくれるのだろう?」と楽しみにしていたのです。

そこへ「知人のカナダ人一家を東京観光に連れて行け」と言われたので、彼女はむくれて出掛けました。

そんな彼女の嫌々の態度は、カナダ人家族にも伝わったようでした。

彼女は観光案内から帰ってくるなり母親に文句を言いました。

「今日は私の誕生日なのよ。なぜ、そんな日に他人の観光案内をしなくちゃいけないのよ!」

すると、いきなり母親の鉄拳が飛びました。

平手ではありません。

ゲンコツだったそうです。

そして、言いました。

「誕生日だからといって、誰かに何かをしてもらおうとか、祝ってもらおうという気持ちがダメだ。

あなたはいったい、何をしてもらおうと思っているの?

誕生日というのはね、生まれてきたこと、育ててもらったことに感謝する日なのよ」

この言葉は15歳の少女の心だけでなく、いい歳をしたオジサンである筆者にとっても衝撃的な言葉です。

私も、「誕生日に何をもらえるか」ばかり考えて生きてきたからです。

さらに、お母さんは言います。

「何かをすることによって相手に見返りを求めてはいけない。

相手をどれだけ楽しませたり、喜ばせたりしようとする気持ちがないから不満に思うのだ。

お前は人間がちっちゃい」

彼女は、この教えを受けて育ったせいでしょう。

人を元気にする、人を喜ばせる名人です。

『他人と比べない生き方』フォーユー


松下幸之助翁は、部下が入院したとき、病院に見舞いに行き、こう言ったという。

「退院したら”病気ありがとう”という記念行事をやりや」

病気から逃げるのではなく、これも修行だと思い、病気と仲よくしようとすると、病気の方から逃げていくのだという。

病気は、健康であることのありがたさを教えてくれる。

快気祝いは、退院を祝ってもらうのではなく、日頃の健康や、お世話になっている家族、周囲の人たちに感謝する日。

誕生日は、プレゼントをもらったり、まわりに祝ってもらうのではなく、生まれたこと、育ててもらったことに感謝する日。

感謝が生まれると、人を喜ばせることができる。



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